chapter.30
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父が門外顧問でボンゴレのNo.2であり
家光が選んだ綱吉たちと
9代目が選んだと言われるXANXUS
各々今夜からリングを賭けた命がけの決戦が始まるという。これらの事を憂妃は一晩かけて呑み込んだ
「.....というか、展開早すぎ」
「オレなんてまだ震えが止まらないよぉ......逃げ出したいよ......」
「こら、しっかりしなさいツナ。私があの人たちに連れてかれてもいいの?」
「そんなこと言ったって......」
「ツナ!憂妃!」
「や......山本っ」
「山本くん、おはよっ」
「さすがに昨日は眠れなくてな。落ちつかねーから学校行こうと思ってさ」
(やっぱり山本も、緊張してるんだ......)
「いやー、ワクワクすんなーっ!!」
(精神構造がちがーう!!!)
「山本くん......」
「大丈夫だって...」
「え?」
「最初はオレ、自分があのロン毛に勝つことしか考えてなくてさ。未だに状況もよくわかってねーしな。でもみんなが揃ったとき、思ったんだ。オレじゃなくてオレたちの戦いだって...ひとりじゃねーんだぜ。みんなで勝とーぜ」
「や.........山本..........」
「ったりめーだ!!あんな奴らにボンゴレをまかせられるか!!」
「獄寺君!!」
「相手が誰だろうが蹴散らしてやりますよ!勝つのはオレたちです。まかせてください10代目!!憂妃さんのことも絶対守ります!!」
「あ、ありがとう...」
獄寺の勢いに少し引き気味な憂妃。しかしこの二人に言われると、本当に何とかなるような気がしてくるから不思議だ
「ツナ、震え...止まってるね」
「あ...本当だ」
「ところで獄寺くん、その抱えてる段ボールなに?」
「あ、これは...」
「なんだこれ?紙ヒコーキ?」
「っておいコラ開けんなっ」
「こんなにたくさんの紙ヒコーキどーすんの?」
「修業に使うんスよ。実はまだ完成してなくて...今から山に行くんス。にしても霧のリングの奴は何してんスかねー、この大事な時に顔も見せずに!!」
「どんな奴だろーな」
「アホ牛よりまともな奴であることを願うばかりだぜ...」
「た...確かに...」
憂妃にはひとり心当たりがある人物が思い浮かんだが、まだ不明瞭な点が多いので黙っていることにした
「ヒバリもいなかったよな、あいつと手合わせしてーんだけど...」
「あいつはきっと寝てるぜ、応接室で...」
「でもディーノさんと修業してるはずだけど」
「憂妃は何か聞いてないか?」
「ううん、なにも」
でもさすがに心配な気持ちもある
みんなより少し早めに学校へ急ごうとすると
「憂妃殿!」
「バジルくん?」
家光と情報収集に行っていたバジルが走ってきた
「親方様から、憂妃殿の身辺警護を任され馳せ参じました!」
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