chapter.29
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「今さら口出すんじゃねーぞ家光!!逃げ回るしか能のない腰抜けが!!」
「なにを!」
「待てバジル。オレは逃げていたんじゃない。9代目からの回答を待っていたのだ」
「......」
「オレは近頃のおまえ達のやり方と、それを容認している9代目に疑問を持ってな。9代目に異議申し立ての質問状を送っていた。そして、その回答ととれる勅命が今届いた」
家光は2つの勅命を取り出す
ずっと留守にしていた父がなぜボンゴレについて詳しいのか。混乱する綱吉にリボーンが説明する
【門外顧問】
家光のボンゴレでの役職
ボンゴレであってボンゴレでないもの
平常時は部外者だが、ファミリーの非常時にはボスに次ぐ権限を発動できる実質No.2
そして門外顧問は後継者選びにおいて、ボスと対等の決定権を持っている。つまりボンゴレリングの半分であるハーフボンゴレリングを後継者に授けられる権限だ
「ボンゴレリングの半分って......」
「言わなかったか?7種類あるハーフボンゴレリングは、それだけではただのカケラに過ぎねーんだ。対となる2つが揃って、はじめて後継者の証であるボンゴレリングになるんだぞ」
「それでこんな変な形なんだ」
「逆に言えば2つ揃わなければ後継者になれねーんだ。ボスと門外顧問が別々の後継者を選ぶなんて、滅多にあることじゃないけどな」
勅命のひとつは綱吉に渡る
もうひとつはXANXUSの手に
「死ぬ気の炎!!?」
「それは9代目の死炎印。まちがいない本物の勅命だね」
「わっ、イタリア語で書いてある。よ、読めないよ~~」
「フフ、要約するとこう書いてある」
家光が勅命の内容を読み上げる
【今まで自分は、後継者にふさわしいのは家光の息子である沢田綱吉だと考えて、そのように仕向けてきた。
だが最近 死期が近いせいか私の直感は冴えわたり、他によりふさわしい後継者をみつけるに至った。我が息子XANXUSである。彼こそが真に10代目にふさわしい。
だがこの変更に不服な者もいるだろう。現に家光はXANXUSへのリングの継承を拒んだ。かといって私は、ファミリー同士の無益な抗争に突入することを望まない。
そこで皆が納得するボンゴレ公認の決闘をここに開始する】
「......つまり、こーいうこった.........
同じリングを持つ者同士の1対1のガチンコ勝負だ」