chapter.28
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(綺麗な青い炎......)
「手合わせ願います」
「バジルもガンガン攻撃していいからな」
「はい」
「なー!!死ぬ気の人相手なのー!!?ちょっ待って!ヤバイって!殺されるって!!」
「心配ねーぞツナ、お前は修業の第一段階をクリアしたんだからな。きっと自分に驚くぞ」
「リボーンくん......」
「心配すんな。お前も弟の成長を見届けろ」
「沢田殿!行きますよ」
構えるバジルにタンマ!と綱吉が叫ぶ
「え...?リボーンさん」
「あれは日本人特有の照れ隠しだ。いけ」
「では」
「コラ!リボーン!!」
「行きます!!」
綱吉の腹部にバジルの鋭い一撃が入る
「ツナ!!」
岩壁に背中を打ち付けるも、すぐ起き上がってメチャクチャいてー!と騒ぐ。以前の綱吉なら間違いなく気絶していた
「修業の第一段階で基礎体力を鍛えた結果だぞ。やったな」
「全然うれしくねーよ!!このまま気絶したかったよ!!」
「じゃあ本題に入るぞ、バジルをダウンさせるんだ。お前がバジルから学ぶことは山ほどあるんだ。しっかりな」
死ぬ気弾を撃ちこまれ、綱吉も死ぬ気モードとなる。二人の手合わせが始まった
「死ぬ気になりすぎです。沢田殿」
「!??」
「本当の死ぬ気になるのは、一瞬でいいんです」
「がっ!!」
二人の手合わせを見守る中、リボーンが呟く
「バジルくん...強い」
「やはりバジルはツナより何枚も上手だな。さすがお前の弟子だぞ、家光」
「そりゃ厳しく育ててきたもん」
「うわ!!?お父さんいつの間に!?」
いつの間にか父が隣に立ち笑顔でピースしている
「たった今。気をつけろよ?ここ足場悪いんだからな」
「ビックリさせたのお父さんでしょ!」
(さっき、バジルくんは弟子...って...)
「...もしかして、バジルくんの言う親方様ってお父さんのこと?」
「ん?おお、そうだぞ。親方様☆」
自身を指さし笑顔で肯定する家光に少し脱力する
「よく気づいたな、さすがオレの娘!」
「普通に考えたらたぶんわかると思うよ」
なぜか自分と綱吉のことをバジルは知っており、父の突然の帰省と同時に現れた彼とハーフボンゴレリング
「じゃあ、やっぱりお父さんもボンゴレに関わってるんだね」
「...すまんな、言い出す機会が無くてな」
「これも、関係ある?」
首から下げたリングを父に見せる
家光は目を細めた
「それはお前にしか持てない唯一無二のリングだ。大事に持ってなさい」
「...ん、わかった」