chapter.27
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「ういっス。穴ボコに落っこって助かったな、少年」
「と...父さん...!?」
危機一髪 獄寺を助けた沢田家光
なぜか傍らに「安全第一」のヘルメットを被ったリボーンの姿もある
「いつつ...な、なんだてめーは!」
「命の恩人にその言い方はないだろ~?オレは近所のおじさんだ。かわいい妻子持ちのな」
「はぁ!?」
「まぁ若いんだし、死ぬことなんて怖くねぇってのも理解できなくはないさ。だが、傷つく奴がいる一方で治そうとする職種の人間がいることを忘れんなよ。そいつからしたら冗談じゃないよな、大事にしてるもんを軽くあしらわれたりしたらさ。それに、自分を守れねー奴が他人を守れんのか?」
「!!」
「おっと、仕事だ。じゃーなー少年!」
ひらひらと手を振り、家光は軽快な足取りで去って行った
「ちょっ何やってんだよ父さん!!何で獄寺君と話してんの......えー!!?」
「.........」
昔から獄寺は無茶ばかりしていた
マフィアの世界で生まれたことも一因だが、常に自分の身を傷つけ勝ち取った勝利をシャマルに自慢していた
骨折した片腕を名誉の負傷!と高らかに誇らしげに話す獄寺に、シャマルはもう技は教えないと突き放した
大事だからこそ、教えない
軽視するかぎり、教えない
不器用なシャマルなりの教育
「オレに見えてなかったのは......自分の命だ......」
綱吉は獄寺に駆け寄る
「獄寺君、大丈夫!?」
「!! じゅっ...10代目!!お.......お恥ずかしいばかりです!こんなブザマなところをさらしてしまって...!!」
「本当ブザマ極まりねーな」
「な!?」
「いいか、今度そんな無謀なマネしてみろ。いらねー命はオレが摘んでやる」
「シャマル...」
「自分のケガは自分で治せよ。男は診ねーんだ。ったく、この10日間で何人ナンパできると思ってんだ」
「.........じゃあ...っ」
「これでコンビがひと通りそろったな」