「あいかわらずだな、Ｓ･スクアーロ」





この声は.........！





「子供相手にムキになって、恥ずかしくねーのか？」


「ディ、ディーノさん！」

「！ 跳ね馬だと!?」


部下を連れた跳ね馬ディーノがスクアーロと呼ばれた銀髪男を牽制する


「その趣味の悪い遊びをやめねーっていうんなら、オレが相手になるぜ」

「う"お"ぉい跳ね馬、お前をここでぶっ殺すのも悪くない。だが同盟ファミリーとやりあったとなると上がうるせえ」


(同盟ファミリー...？)


「今日のところはおとなしく...帰るわきゃねぇぞぉ!!」

「ぎゃっ」

「手を放せ!!」


綱吉の髪を掴み上げ、ディーノの鞭が届く寸前にスクアーロは仕込み火薬で爆風を巻き起こす


「げほ、ごほ！」

「お前たち、大丈夫か!?」

「ディーノさん...！」

「悪い憂妃、遅くなっちまって。怖かっただろ？」

「いえ、来てくれて助かりました」


「跳ね馬ぁ、貴様に免じてこいつらの命はあずけといてやる。だが、こいつはいただいていくぜぇ。う"お"ぉい」


男の手には先ほどの小箱


「なっ」

「ああっ、ボンゴレリングが...」

「ボンゴレ、リング...？」

「じゃあなぁ」

「ま、まて！ううっ...」

「バジルくん！」

「おい、無茶すんな」


「深追いは禁物だぞ」


「わっ、リボーンくん！」

「なんで今頃出てくるんだよ!!どーして助けてくれなかったんだ!!?」

「オレは奴に攻撃しちゃいけねーことになってるからな」

「な、なんで？」

「奴もボンゴレファミリーだからだ」

「っ！？」

「なんだってー!?オレ、ボンゴレの人に殺されかけたのー!!?ど、どーゆーことだよ!?」

「さーな」

「ツナ、その話は後だ。廃業になった病院を手配した。行くぜ、憂妃もだ。ケガしてるしな」

「あ、まってください。山本くんと獄寺くんが！」

「あいつらなら心配いらねーぞ」


「大丈夫か！ツナ、憂妃」

「いったい何なんすか？奴は？」


向こうから二人が駆けつけてきてくれた


「お前らの戦闘レベルじゃ足手まといになるだけだ。とっとと帰っていいぞ」

「「！！」」

「リボーン、何てことを......!!」

「二人ともツナを守ろうとしてくれたのに！」

「行くぞ、憂妃も来い」

「わっ、ちょ、おい！」

「本当はあいつらも感じてるはずだ。あれだけ一方的にコテンパンにやられて、はらわた煮えくり返ってねーわけがねぇ。ほっとけ」

「...........」