chapter.23
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......ある夜のこと...
「...うぅ......」
......フフ..........
...クフフフ.........
「...!?」
「おや......これはこれは...」
「む、骸......!?」
爽やかな風が吹き抜ける草原
そこにポツンと置かれたベッドで目が覚めた憂妃
「散歩はしてみるものですね...」
「なんであなたがここにいるの...」
六道骸。マフィア殲滅を目論み、綱吉の体を乗っ取ろうと並盛に被害をもたらした人物
「ここは...」
「クフフ......いわゆる精神世界の一つといったところですかね」
「精神世界......」
「お久しぶりですね、沢田憂妃。パジャマ姿も可愛らしい...」
「!」
何を考えているかわからない骸の笑みに警戒心を露に少し睨みつける
「...まるで毛を逆立てて怒る仔猫ですね」
「何しに来たの?」
「おやおや、そんな眉間にシワを寄せると可愛らしいお顔が台無しですよ」
「質問に答えて」
「......近々、大きな戦いが起こります」
「え...」
「マフィア界をも揺るがす、とても大事な戦いが」
口調、表情から骸が嘘を言っているようには感じない。弟と同じく彼女にも受け継がれている超直感の成せる業か
「確実なの?」
「ええ、僕の所にある人物が“贈り物”を持ってきて下さいましてね」
「贈り物?」
「次の戦いに不可欠な物...とだけ言っておきましょう」
「......どうして私に教えてくれるの?」
「.........」
何も言わない骸
「強いて言うならば、あなたのことが気に入ったからです」
「え?」
「そろそろ時間ですね。では、また」
「あ、ちょっ......骸!」
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