chapter.22
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ご、ごめんなさい!勝手に入ったことは謝りますので殺さないでください!!」
「...おちつきなよ、憂妃」
名前を呼ばれて「?」を頭に浮かべながら顔を上げる
「......ぇ...」
短くなった髪に鋭い目
スーツに身をつつんだその人
「......雲雀さん?」
「なんで疑問系なの」
「............」
「...憂妃?」
ぼーっとしたまま反応がない彼女
(うわぁ......かっこいい...)
10年経って伸びた背に長い手足
端正な顔を直視できずにうつむく
「......なぜ顔をそらすんだい?もっと可愛い顔を見せなよ」
「や......」
「ワオ、懐かしいね」
珍しげに過去の憂妃をまじまじと見る雲雀
「ひ、雲雀さんと一緒に見廻りしていたら...自宅近くでバズーカに当たって...」
「......ああ、あのときか。覚えてるよ」
「5分経っても戻れないんですっ」
「うん、故障だろうね」
「やっぱり......」
「まあ、ここは君の家でもあるし。ゆっくりしていきなよ」
あくびをしながら「着替えてくる」と雲雀は奥の部屋へ。先ほどの広い和室で待っていると黒い着流しに着替えた雲雀が戻ってきた
「ま、まぶしい......」
「なに言ってるの」
いわゆる大人の色気を醸し出す雲雀
憂妃の目の前に腰をおろす
「聞いていいですか?」
「うん」
「ここは一体...」
「僕がつくった風紀財団の日本拠点だよ」
「(まだ風紀関係してるんだ!!)」
「他には?」
「あ...さっきの男の人は?」
「草壁哲也だよ。風紀副委員長だった」
「ああ!」
納得したようにうなずく憂妃
.