chapter.22
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「憂妃、危ない!!」
「えっ......」
ボフン!!
雲雀の見廻りに同行し、自宅近くを通りかかったときに飛んできた筒上のもの。痛み等はなく、気づけば視界は煙で覆われていた
「う、ケホっ...ゴホ...」
ようやく煙が晴れてきた中、目を開けると
「......ここは?」
とても広い和の部屋。鹿威しの音が響く。天井近くには唯我独尊の文字が掲げられている
(さっきのあれ10年バズーカだよね......じゃあここは10年後の未来かな。でも、誰の屋敷だろ......)
入れ替わった自分がここに出たということは、未来の自分もここにいたということになる
「勝手に入って、怒られるかも......」
とりあえず襖を開けて廊下を覗く
「広っ、長...部屋いくつあるの...」
これまた広く長い廊下に驚愕する
するとガタン、と音が聞こえた。誰か入ってきたらしい
「!」
咄嗟に近くにあった部屋に身を隠す
「まったく......つまらない仕事だった」
「お疲れ様です、恭さん」
(恭さん......?)
「あの男、最近匣の情報と引き換えに仕事を押しつけてくるようになったよ。おかげで今回は長引いた...」
「奥方様も、待ちわびていらっしゃるでしょう。では、自分はこれにて」
「うん」
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