chapter.21
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「...どうだ?ツナ、いるか?」
「んーと......」
応接室の扉をそーっと開けて中を確認する
しかし目的の人物の姿は見えない
「チッ、逃がしたか」
「いや、逃げたわけじゃないと思うよ」
「風紀の見廻りかもしれないぜ?」
「それだ!めずらしく良いこと言うじゃねーか、野球バカ」
「そうか?んじゃ、色々回ってみっか!」
特別教室、グラウンド、あちこち探してみるが雲雀の影ひとつさえどこにも見えない
「ど、どーしていないんだ!」
「おかしいですね......どこかに隠れてでもいるのか」
「...なぁ、ヒバリ。今日は休みなんじゃね?」
「え!」
それは考えてなかった...と綱吉は青ざめる。レポートができなかったらリボーンにどんなひどい目に遭わされるか。背筋に悪寒が走る
「ンなわけあるか!あの学校大好きな奴が、そう簡単に休むかよ」
「あ、でも前に風邪こじらせて入院してたよ。それでひどい目にあったんだけど...」
「あいつが入院ですか。鬼の撹乱っスね」
「獄寺、むずかしい言葉知ってるのなっ」
「おめーがアホなんだよ!」
「...ごめん、獄寺君......オレもわかんなかった...」
「10代目......」
こんなの知らなくても生きていけますよ!と獄寺の必死のフォローに綱吉は苦笑いするしかなかった
「ヒバリといえば、憂妃と仲良いよな。よく一緒にいるところ見かけるし」
「うーん......助け借りたいけど、宿題を出されたのはオレだからさ。巻き込めないよ」
すでに軽く巻き込まれていることを綱吉は知らない
「ほら獄寺、おまえ学年一頭良いんだからさ。なにか思いつかないか?」
「思いついてりゃ、とっくに10代目に言ってら!」
「学年...一。あ、そうだよ!学年だよ!」
「ツナ?」「10代目?」
なにかひらめいたらしい綱吉に続いて向かったのは三年の教室
「おお、なんだ沢田!いよいよボクシング部に入る気になったか!」
「いえ、ちがうんです。京子ちゃんのお兄さん。実は...聞きたいことがあって」
「ん?なんだ?」
「その、ヒバリさんのクラスを教えてもらえないかなと」
「ヒバリのクラスだと?」
唐突な質問に笹川了平は「?」を浮かべる
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