chapter.21
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【雲雀恭弥の一日観察レポート】
「なにこれ...?」
「おまえもツナの宿題を手伝ってやれ、憂妃」
夜。自室でリボーンから渡された紙に書かれた文字を目で追う
「ボスは部下のことをよく知っておく必要があるからな、当然ボンゴレの姫であるおまえもな」
「雲雀さんは部下って柄じゃないよ、でもどうして私が?」
「ヒバリと付き合ってんだろ」
「!」
リボーンの指摘に顔が赤くなる。付き合い始めたのは最近だが、まだ誰にも言っていない
「なんで知って...」
「フッ、オレの情報網を侮るなよ」
「こわいよ...」
「というわけで、よろしく頼むぞ」
「えー...」
リボーンが部屋を出ていった後に自分の携帯が着信音を告げる。枕元に置いていたそれを見れば「雲雀さん」の文字が
「! も、もしもし...」
『やぁ、憂妃。まだ起きてた?』
「はい、雲雀さんも?」
『うん、本を読んでたら...急に君の声が聞きたくなってね』
「はい...私も、寝る前に雲雀さんの声が聞けたらなぁって思ってました」
『...可愛いことを言うね』
「あ、でもあまり夜更かしはダメですよ?雲雀さんただでさえ風紀のお仕事で忙しいんですから」
『大丈夫だよ、君が手伝ってくれるおかげで落ち着いてるからね。それはそうと...』
「?」
『さっき赤ん坊から連絡が来てね。明日は一日中、学校を移動していろと...』
「リボーンくんが?」
『うん、だから明日は主に見廻りだね』
(リボーンくん、まさかわざとレポートを完成させずらくするために...!?)
リボーンの配慮(?)に頭を抱える
『憂妃、どうかしたのかい?』
「い、いえ...なんでもないですっ」
『ならいいけど...眠いなら寝なよ。僕もそろそろ...』
電話の向こうで雲雀があくびしたのがわかる
自然と顔が緩んだ
「また明日学校で。雲雀さん、おやすみなさい」
『うん、おやすみ。憂妃』
穏やかな雲雀の声に眠気を誘われ、通話を切りベッドに入り眠りについた
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