chapter.19
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「やぁ、来たね」
「またこんなところで...風邪引きますよ?」
「そこまでヤワじゃないよ」
「この前まで入院していたの誰でしたっけ?」
「ヒバリ、ヒバリ」
「あ、その子っ」
屋上に寝転がる雲雀の傍で羽を休めている小さな黄色い鳥。手を伸ばせばちょこんと乗ってきてくれた
「かわいいっ」
「勝手についてきただけだよ」
「ヒバリ、ヒバリ」
「なついてますね」
「...君は、ケガはもういいのかい?」
「はい、かすり傷でしたから」
「...あの男に腕切られたって赤ん坊に聞いたけど」
「え...あっ...」
「腕のどこ切られたの、見せて」
「なんでですかっ!?」
「ちょっと、なんで逃げるのさ」
「雲雀さんがにじり寄ってくるからですっ」
「前は僕が寄っても逃げなかったのに?」
「......それは雲雀さんが...雲雀さんの、こと...が...」
「僕が、なに?」
(雲雀さんが好きって気づいちゃったからなんて言えないよ!)
「く、草壁さん助けて!ヘルプ!」
「ええっ!?自分ですか!!」
「いたの、草壁。盗み聞きなんていい度胸だね」
「いえ!自分は今屋上に来たばかりでっ」
「...咬み殺す」
(草壁さんごめんなさい!)
草壁を身代わりに屋上を脱出
彼女の顔は真っ赤に染まっていた
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