chapter.19
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「やはりそうか。もしかしてと思ってはいたが、お前たちは禁弾の憑依弾を作ったエストラーネオファミリーの人間だな」
「禁弾?それはてめーらの都合でつけたんだろーが」
憑依弾を作ってしまったがゆえに、エストラーネオは人でなしのファミリーのレッテルを貼られ他のファミリーから迫害を受けた
再びファミリーの栄誉を取り戻さんと特殊兵器開発に躍起になる大人たちに、当時の犬や千種を含む子どもたちは次々と非道な実験を施されていた
たとえファミリーから逃げ出しても行く宛などなく、生きる術をもたない子どもたちの毎日。そんなある日突然、たった一人の少年にファミリーは壊滅させられた
“クフフ...やはり取るに足らない世の中だ。
全部消してしまおう。
......一緒にきますか?”
当時すでに六道輪廻の能力に目覚めていたと思われる骸。あのとき自分たちに居場所をくれた彼を犬と千種は慕い、常に傍で付き従っていた
「それを...おめーらに壊されてたまっかよ!!」
「でも...オレだって...仲間が傷つくのを黙って見てられない...だって......そこがオレの居場所だから」
「ぐっ......」
互いに譲れないものがあるから戦う
「どうして...戦わなきゃならなかったのかな...」
「憂妃......」
「生まれた場所がちがっていたら、きっと...私たち、いい友だちになれたんじゃないかな...」
「...ほんとに甘ぇーな、お前たちは」
入口に人影が見え、医療班が到着したと思えば三人の首にそれぞれ拘束具が取り付けられた
「な!!?」
「早ぇおでましだな」
「い...いったい誰!!?」
「“復讐者”」
「......ヴィンディチェ...?」
リボーンが復讐者(ヴィンディチェ)と呼ぶ不気味な三人組。黒い衣をまとい、その顔は包帯で覆われている
「マフィア界の掟の番人で法で裁けない奴らを裁くんだ」
「あ、骸たちが...連れてかれる...!」
「ちょっ...何してるんですか!?」
「やめとけツナ、憂妃。奴らに逆らうと厄介だ...放っとけ」
「おまえがそこまで......そんなにヤバイの?」
「連れて行かれちゃったけど、骸たちどうなっちゃうの?」
「罪を裁かれ、罰をうけるだろーな」
「ば...罰って...?」
「さーな、だが軽くはねーぞ。オレたちの世界は甘くねーからな」
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