chapter.19
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「その甘さが命とりだ」
「骸おまえ......!」
「おっと、君の妙な技が手の炎の力で起きているのはわかっている。手を封じれば怖くありませんよ」
「ぐっ!」
「ツ、ツナ!」
「黙って見ていろ」
骸に背後をとられ苦戦する綱吉に駆けつけようとした憂妃をリボーンが制する
「飛ばされた先を見るがいい」
(ツナの後ろの壁に、あの剣先が...!)
「クフフ......空中では受け身がとれまい。君はそのくだらぬ優しさで自分を失くすのです」
「いけ、ツナ。今こそΧグローブの力を見せてやれ」
「うおおおっ!!」
ボウッ!!
「な!!炎を逆噴射だと!?」
「そーだぞ、さっき瞬時におまえの背後に回ったのは、死ぬ気の炎の推進力を使った高速移動だ」
(炎の推進力...!?)
「うあぁああ!!!!」
ギリギリで回避した綱吉は骸のどす黒い闘気を浄化していく
「ああ......!あ......」
(骸の闘気が、消えていく......)
「...終わったな」
「うん......」
「...ツナ......?」
「憂妃っ」
大丈夫!?と心配してくれる綱吉の体もあちこち傷だらけだ。そっと頬に手を添えて微笑みかける
「私たちのために、戦ってくれたんだね。ツナ...」
「い、いや......オレも無我夢中で...」
「それでも、ツナは骸を倒した」
骸からはすっかり闘気が消え失せ、まったく動かない。完全に意識を失っている
「骸......死んでないよな?無事だよな?」
「ったく甘いな、おまえは」
「大丈夫、息はしてるよ」
「近づくんじゃねえびょん!!!」
「「!?」」
「マフィアが骸さんにさわんな!!」
重傷の身のまま這いつくばりながら敵意を示す二人
「な...なんで...?なんでそこまで骸のために?君たちは骸に憑依されて利用されていたんだぞ」
「......あなたたち二人にとって、骸はすごく大切な存在なのね」
「わかった風な...口をきくな...!」
「これくらい、なんともねーびょん。あの頃の苦しみに比べたら」
「あの頃......?」
「何があったんだ?言え」
「...........へへっ、オレらは、自分のファミリーに人体実験のモルモットにされてたんだよ」
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