chapter.19
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「この人間道は、最も醜く...
最も危険な能力ですからね」
「!!」
体の一部が変貌し、どす黒いオーラが吹き出す
「見えますか?闘気を放出しながら戦うタイプの戦士にとって、吹き出す闘気の大きさがすなわち強さ!」
「ぐわっ!」
「君と僕では力の差がありすぎる」
能力を発動し力を増した骸によって吹き飛ばされた綱吉は壁に激突
「クハハハハ!脆いですね。ウォーミングアップのつもりだったのですが」
「で なくっちゃな......」
「なっ!」
土煙の中で、再び燃え盛る炎
「なに、闘気がはじけた......!?」
「わかってきたみてーだな、グローブの意味が」
「おまえの力がこんなものなら、拍子抜けだぜ」
両手のグローブに力強く灯る死ぬ気の炎
(あの炎は...あのときの!?)
憂妃の手首を掴んだ際に発生した炎を骸は思い出した
「...クフフフフ、まったく君は楽しませてくれる」
「Χグローブは死ぬ気弾と同じ素材でできていて、死ぬ気の炎を灯すことができるんだぞ」
「フッ、まるで毛を逆立てて体を大きく見せようとする猫ですね。だが、いくら闘気の見てくれを変えたところで無意味だ」
「死ぬ気の炎は闘気じゃない」
「ほう...面白いことを言う。ならば見せて...もらいましょうか!?」
綱吉が受け止めた武器はぐにゃりと曲げられ、骸は闘気だと思っていたその炎の熱を確かに感じた
「死ぬ気の炎と闘気ではエネルギーの密度がちがうからな。限られた人間の目に見えるだけの闘気とちがって、死ぬ気の炎はそれ自体が破壊力をもった超圧縮エネルギーなんだぞ」
「そのグローブは焼きゴテというわけか...」
「それだけじゃない」
ガンッ!!
一瞬で骸の背後に移動した綱吉
その拳が骸を殴り飛ばす
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