chapter.19
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「その頭部の闘気...なるほど、特殊弾が命中していたのですね」
「.........」
「しかしランチアと戦っていた時にはもっと荒々しかったようですが...」
「小言弾はツナの静なる闘志を引き出すんだ。死ぬ気弾とはまるでちがう、まったく新しい力を秘めた弾だからな」
「フッ、僕には戦意喪失し意気消沈しているようにしか見えませんがね。どのみち僕の能力の前では君は敵ではない」
綱吉は背後から襲ってきた犬、そして幻覚と併用した攻撃をしてきた千種をあっという間に倒した
「バカな...奴は地獄道の幻覚を見破れなかったはず...」
「これこそ小言弾の効果だぞ。ツナの内に眠る“ボンゴレの血(ブラッド・オブ・ボンゴレ)”が目覚めたんだ」
死ぬ気弾は危機によるプレッシャーで体のリミッターを解除するが、小言弾は秘めたる意志に気づかせることにより内面から全身のリミッターを解除する
「そして同時に内面にある感覚のリミッターも解除するんだぞ。ツナの場合、それはここにきて時折見せるようになったボンゴレの血統特有の“見透かす力”...超直感だ」
綱吉は獄寺とビアンキの体に負担をかけないよう自らの体で攻撃をいなし、 打撃で神経を麻痺させ二人を眠らせた
「待たせて、ごめん......」
リボーンに処置を頼んだ綱吉はスッとある一定の方向を見据える
「出てこい骸、生きてるんだろ?」
「...クフフ」
本来の体に戻った六道骸本人
「フッ、戦闘センスが格段に向上していることは認めましょう。だが、この程度で図に乗ってもらっては困りますね」
「......」
「僕の持つ6つある戦闘能力のうち、まだひとつだけ発動していないことにお気付きですか?」
「第5の道、人間道だな」
「その通り、我々の生きるこの世界が人間道です。そして実は6つの冥界のうち、最も醜く危険な世界だ」
「!」
「皮肉ではありませんよ、ゆえに僕はこの世界を嫌いこの能力を嫌う。できれば発動させたくなかった......」
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