chapter.18
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あきらめかけた綱吉の脳内に
聞き覚えのある声が響いてきた
《んまあ、この服っ!!ツナったら、またちらかしたまま出掛けて~っ自分のことは自分でしなさいって言ってるのに~~!まったく憂妃を見習いなさい!》
《なんだよこれ?日直日誌に沢田のテストまぎれてんじゃん!しかも2点!!あいつマジでダメツナだな~。京子モノにしたいんなら、もーちょっとしっかりしろよ~~っ》
特殊弾の効果で、みんなからリアルタイムで届く綱吉への小言。最後の最後にまたダメツナと思い知らされるのか...と更に気力を落としかけたときハルの声が聞こえてきた
《はひー!!何やってるんですか!?犯人のアジトに乗り込むなんて正気じゃありません!》
《ガハハ、ハル泣いてるもんね!》
《な...泣いてません!!ハルはマフィアのボスの妻になるんです。こんなことで泣きませんよ。ツナさん、がんばってください!》
「!」
《落ち着け、京子》
《だって...シャマル先生がツナ君たちが乗り込んだって...》
《心配するな》
《...でも》
《あいつはオレが手を合わせたなかで最も強い男だ。負けて帰ってきたらオレが許さん》
《そうだよね...大丈夫だよね...。ツナ君、元気で帰ってきてね》
「.........」
《オレと同じ過ちを繰り返すな。
仲間を守れ...
お前がその手で、ファミリーを守るんだ》
奈々に黒川、ハルに笹川兄妹...
拳を交えたランチアの声まで聞こえた
「オレの小言は言うまでもねーな」
キッと骸を睨みつける綱吉
「ほう...この期に及んでまだそんな目をしますか。ですが、もう幕引きにしましょう。このまま死なれても困りますからねっ」
切っ先を掴んだ手袋が光を帯び
「な......!!?」
手の甲に「X」のエンブレムが入ったグローブに変化した
「.........!!」
額に灯り、ゆらめく死ぬ気の炎
ボンゴレの血の目覚めを告げる
「骸...おまえを倒さなければ......
死んでも死に切れねえ」
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