chapter.18
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第二の道 餓鬼道は技を奪い取る能力
それにくわえて骸本来の能力も使える
圧倒的に不利な状況だ
「ボンゴレ10代目、できれば君は無傷で手に入れたい。降伏してくれていいんですよ」
「ひいいい!!」
「......おや?」
「?」
綱吉が目を開ければ、自分の前に両手を広げて骸の眼前に立つ姉の姿
「憂妃!?」
「クフフフ、弟を庇う優しい姉ですね。君とはボンゴレを手中に納めてからゆっくりと話したいものだ」
「私があなたのものになれば、ツナは見逃してくれる?」
「!」
「なっ...なにいってんだよ!?」
「沢田憂妃、あなたはボンゴレの姉。マフィアのボスではない」
「さっき復讐って言ってたでしょう、あなたの目的はマフィア根絶じゃないの?ならばツナと血がつながってる私でも、身内として役立つはず」
「.........」
(確かに...現に今、沢田憂妃は9代目が溺愛する存在だと言われている...。うまく利用すればあるいは......)
「ダメだ!!」
「もう遅い」
「あ、痛っ!」
腕から血が流れる
骸の剣で切りつけられてしまった
「そんな!」
「クフフフフ、あなたは優しい女性だ。しかしそれゆえ...」
「!?」
「あっけなく、僕にのっとられる」
憂妃の体に憑依した骸
「ああ、憂妃まで!」
「クフフフフ......、...っ!?」
ドクン...
「な...」
骸の様子がおかしい
「な、なんだ...どうしたんだ!?」
「よく見ろ、何か光ってるぞ」
「あれは!」
彼女の胸元で力強く光るリング
光が強くなるにつれて骸が苦しそうに呻く
「ぐっ...!」
“貴様にこの少女を好きにはさせん。出ていけ!”
「なに...っ!?」
骸が憂妃の体から弾き出されたと同時に光は止む。彼女は気を失い、そのまま倒れてしまった
「なに、今の光...!?」
「.........」
「クフフ、さすがはボンゴレの姫。彼女はひとまずお預けですね」
「リボーン、姫ってなんだ...?」
「今は骸に集中しろ。こっちが不利なのは変わらねーんだ」
「その通りですよ。さぁ、おしゃべりはこれぐらいにして終わりにしましょう」
「ひぃぃぃ!!きたぁぁ!!」
綱吉目がけて駆けるも、元々負傷しているせいでボロボロな体はそのまま崩れてしまう
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