chapter.18
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「10代目、憂妃さん!ここはオレに!!」
「だけど獄寺君...」
「臨・兵・闘・者!!」
「魔除け!?」
どこでそんな知識を!?と心の中でツッコミつつビアンキの様子を伺う
「うっ、うう...!」
「皆・陣・列!!」
「うそ!?」
「き、効いてる......!」
「う......」
ビアンキはその場に倒れ動かない
「ビ...ビアンキ...?」
「...っ、?」
ふと何かが体を横切ったような気がした
思わず後ろを振り向く
「オレ、やりましょーか?」
綱吉のすぐ真後ろに立つ獄寺...
いや、ちがう!
「骸!!」
「ツナあぶない!」
ガッ!!
「うわぁ!!」
憂妃の機転で間一髪刺されそうになったところを回避した綱吉
「ほう、まぐれではないようですね」
「ひいい!!獄寺君が!!」
「骸...!」
「初めてですよ、憑依した僕を一目で見抜いた人間は......つくづく君たちは面白い」
「そんな...どーなってんの~~~!!?」
「間違いねーな、自殺と見せかけて撃ったのはあの弾だな」
「......」
「あの弾...?」
「憑依弾は禁弾のはずだぞ。どこで手に入れやがった」
憑依弾?
「クフフフ、気付きましたか。これが特殊弾による憑依だと...」
「え?特殊弾って...」
「ツナに撃ってたあの弾のこと?」
「そうだ。憑依弾はその名の通り、他人の肉体にとりついて自在に操る弾だぞ」
「なんだってー!!?」
「エストラーネオファミリーが開発したと言われる特殊弾でな。こいつを使いこなすには強い精神力だけでなく、弾との相性の良さが必要とされていたんだ。だが使用法があまりにもムゴかったため、マフィア界で禁弾とされ弾も製法も闇に葬られたはずだ」
「マインドコントロールの比ではありませんよ。操るのではなく“のっとる”のです。そして頭の先からつま先まで支配する。つまりこの体は...僕のものだ」
骸が獄寺の体のまま、爪の先で首を切りつける
「や......やめろ!!」
「ランチア程の男を前後不覚に陥れたのもその弾だな。だが、なんでお前がもってんだ?」
「僕のものだから...とだけ言っておきましょう。さあ次は君に憑依する番ですよ。ボンゴレ10代目」
「なっ...オ、オレ!!?」
「やはりお前の目的は......」
「クフフフ、目的ではなく手段ですよ。若きマフィアのボスを手中に納めてから僕の復讐は始まる」
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