癒し系勇者
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「あ~!また徹夜してる!」
「うわっ、バレた」
朝5時頃、持ち帰ってきた仕事が終わらず、結局この時間までリビングでパソコンとにらめっこをしながら眠気という睡魔と戦っていた。実は、毎週の様に仕事を持ち帰って徹夜で仕事してるもんだから、リンクに体に悪いから辞めろと厳重注意されていたのだ
いや、私もしたくないんだけどね?こうでもしないと終わんないから仕方無い、という言い訳は通じず怒られる
「朝早くに起きてやればよかったでしょ!」
「ごもっともです…」
「次徹夜で仕事してたらこのガラケー逆に折るから」
「待って待って!それだけは勘弁!」
なんと恐ろしい事を言うんだこの勇者は!ほぼあんたの生活のために仕事をしているというのにあんまりではないか!と言っても
「体調崩して倒れたら仕事出来ないし本末転倒じゃない?」
とか言われるだろうから黙った
え?今どきガラケー使ってる奴居ないだろって?うるさいよこっちは10年前で時間が止まってるんだから
それにさ、もう少しで仕事が終わるんだよ、あと少しだから、見逃してくれませんか(汗)
このような私のお願いは聞き入れてもらえず、とびっきりの笑顔で米俵かかえるみたいに抱えられてそのまま寝室に強制連行。私に慈悲はないんですか、無いんですね了解
「あのー…」
「ダメ、寝て」
「私まだ何も言ってないんですケド…」
こやつ、私が寝るまで見張ってるつもりか?残念ながら既に朝日を浴びた私はそう簡単には寝落ちないぞ、絶対寝落ち無いからな、絶対…
布団の上からぽんぽんと子供を寝かしつけるみたいに優しく叩いてくるの辞めてくれよ、子供じゃないし、私リンクからしたらおねーさんだし!?
17歳の男の子に寝かしつけられるってなんていう辱め?
さすがにもう朝だし、いくら今日が休みだからといって今から寝るのはいかがなものか、そう考えても先程まで睡魔と戦っていた私が寝落ちないはずが無くて、だんだんと瞼が重くなってくる。くそう、さっさと仕事終わらせないとな…のに…
「おやすみ、なまえ」
そして起きたのは12時頃
ちょっと寝すぎたかなと、寝癖で跳ねた髪を整えて、顔洗って歯磨きしてからリビングに行くと
H◯luでアニメ見ながらくつろいでるリンクがいましたとさ
「あ、おはよなまえ」
「うん、おはよう、お昼ごはんにしよっか?」
こんな感じで1家に1台勇者居たらいいのにっていうそんな妄想です。