惚れ薬
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〇〇しないと出られない部屋
皆さん多分聞いたことありますよね、私も散々お世話になった部屋なんですけれども
この導入でお察しの良い方は分かるでしょう
今まさに〇〇しないと出られない部屋に閉じ込められてるんだろうなと
その通り
真っ白な部屋に変な看板と机に謎の薬瓶
これ1人で閉じ込められてると思うでしょ?いいえ時の勇者ことリンクといっしょに閉じ込められております
どうしてこうなったんだと少し前の記憶を辿ってみた所、此処へ来る前の記憶がすっぽりと抜けていてわからなかった
リンクにも聞いてみたが、わからないとの事
ちなみに看板に書かれているハイラル文字は私には読めませんのでね
リンクに読んでもらった所、やはり薬飲め系の物だったらしく、一瞬考えた末にリンクは私に向かって薬瓶を差し出してきた
「いや、は?なんで私?」
「面白いから」
この勇者爽やかな笑顔しながら腹の中真っ黒なんじゃないか?
そんなこと言ったってこの人に力で勝てる訳もなく
あまりにもうざ…しつこい程グイグイと薬瓶を私の顔の前に出された両手に押し付けてくるので渋々薬瓶を手に取る
さて、この薬は一体何だ?物によっては飲むのは抵抗があるぞ、例えば毒薬とか、この部屋おなじみの媚薬なるものとか
明らかにキラキラとした瞳でこちらを見つめてくるリンクは多分この薬が一体何なのかわかって渡してきてるんだろう
普通毒薬とかその類いなら自分で飲むだろうから
「ねぇ、1つ聞くんだけどこれ大丈夫なやつだよね?」
「体に害はないと思うけど」
さいですか…
そこまで大きくない手のひらサイズの薬瓶
栓を取って匂いを嗅いでみたが無臭だった
ええい!覚悟決めろ!ファイト一発!
ゴク…
?
「美味しい?」
「いや…無味無臭」
ちょっと粉っぽい無味無臭の水のような印象だが、とりあえず飲んだので扉が開いてるんじゃないかとドアノブをひねって押す
すると簡単にドアは開いた
まるで最初から鍵はかかってなかったみたいに
「ねぇねぇ、ほんとに何も無いの?」
「なにが?」
「さっきなまえが飲んだのって惚れ薬なんだよ」
今この人惚れ薬って言った?ねぇねぇねぇねぇ
は????この人何で惚れ薬を私に飲ませたんだよキレそう(?)
一回深く息を吸って吐いて、照れ隠しで部屋リンクを置いて先に走って帰った
足の速さだけはリンクより早いからね(自慢)
ん、あれ?そう言えばあれが惚れ薬ならどうして効果が無かったんだろ…パチモンだったのかな
既に惚れてるなら惚れ薬の効果は無いらしいですよ
「あーあ…逃げられちゃった…こんな部屋まで用意したのになぁ」
実はこの部屋用意したのリンクなのでした