雨の日の葛藤
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「雨止まないね」
「だね〜…、湿気で気分までジメジメしそう」
私達3人は森の神殿を攻略した後、カカリコ村に向かって平原を徒歩で横断中に突然降ってきた雨に苛まれて、途中あった空き家の様な場所で足止めを食らっていた
急いで走ってきたはいいものの、雨はものすごい勢いで降り注いできていて、髪も服もだいぶ濡れてしまった、幸い荷物は濡れておらず、タオルや服が中にはいっていたのが救いだった
まぁ、それは私だけの話でリンクの服は私の荷物の中には入ってないしそもそも無い、だから今現在リンクは上半身ほぼ全裸で暖炉の前で服を乾かしている所だ
「う〜…寒」
「大丈夫?毛布あるけど使う?」(野営用)
「いやー大丈夫、なまえが使って」
いやいや、ほぼ半裸で震えながら言われても困るんだけど
明らか服着てる私と半裸のリンクじゃ寒さが天と地の差じゃん、濡れて体温奪われた挙げ句半裸って最悪普通の人なら死ぬかもしれないのに、でもこの人お人好しすぎて遠慮するからめんどくさいんだよね
仕方無いな
「!?、なまえ?」
「寒いなら一緒に入ればいいじゃん」
リンクの隣に触りながら毛布を2人で被る、ナビィは暖炉の近くにハンカチ置いててその上でゴロゴロしてる可愛い
暖炉の中でパチンと跳ねる薪の音と、炎が燃え盛る音で眠気を誘う
先程から無言のリンクの頭が私の肩にのしかかってきて少し重い、いやだいぶ重いな、人間の頭って結構重さあるかんね?それと身長体重諸々考えてみてほしい、潰れるって私
「重いー」
ぐぐっと更にリンクの体重がかかってきてクソ重い、どんどん押されてく中でついには横に倒れてしまった、だから潰れるって言ってるだろうが!
「ちょ、まじで重い」
「えー、」
えーじゃないよ重いって、くそ、この筋肉無いと見せかけてゴリ並みフィジカルイケメンどうにかしてくれ、びくともしないんだけど!?
お願いだからどいてと懇願するも、頭ののしかかってる二の腕ら辺から鼻で笑うような笑い声しかしない、退く気はないようだ
重たいしこの体制きついし、退かそうとしてもびくともしないし、今日は厄日なのかな?急に雨だって降るしさ
もういいや、諦めようそうしよう、抵抗しても無意味だろうしさぁ、仕方無い、暫くこの体制で耐えるか
「なまえ」
「なにぃー?」
ふと、のしかかってた重さが無くなって、視界に暖炉とリンクの腕が写った
あれ?この体制なんか、押し倒された時みたいな体制じゃない?、ちらっと横向くとこっちを見つめる青い目とバッチリ目があった
え、あの、はたから見たらえらいこっちゃなシーン何だけど、ねぇ、どういう状況なのこれはさ
お、おたすけナビィ、て、寝てるー!最近寝過ぎだぞ!!!(泣)
うわー!待って待って!めっちゃ顔近づいてき、た、?あれ?
結局何もされず抱き締められてそのままリンクは寝落ちた
何もされずって、なに期待してるんだ私!しかもまた体重かかってきて重いし!
はぁ、しんどい
(危ない…あのまま手出しちゃう処だった…、あのなまえの顔はずるいよ…)と、内心思っていたリンクでした