Prologue
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そんなこんなであれから1年が経過
時間が飛び過ぎじゃないか?なんて質問はマントルに沈めます
「なまえちゃん話聞いてる?」
「ん?あ、聞いてる聞いてる」
「ほんとかしら…」
あの日以降なんだかんだリンクの家に居候させてもらっているのだが、今朝は皆の森のアイドルことサリアさんに呼ばれてお寝坊リンクを置いて先にデクの樹サマの広場に来ていた
二人で切り株に座り、このように楽しくお話をしてデクの樹サマのお話を待つ
まぁ、私からサリアに話すことはほとんど無くて一方的に話しかけられているのは私の性格上目に見えてわかるだろう(コミュ障)
「あれ?ねぇなまえちゃん、何かあっち側が騒がしくない?」
「え?どうしたんだろ…また喧嘩かな」
「十中八九ミドとリンクよね、どうする?止めに入る?」
「どうせデクの樹サマに見つかって怒られるのが落ちだから止めなくてもいいと思うよ」
そうよねーとかサリアが納得した矢先にデクの樹サマの怒号が頭上から大きく聞こえてきた
その怒号で静かに木々に止まっていた鳥達が一斉に飛び立ち
数秒後にはその場が先程より静まってしまった
私とサリアは苦笑いをしながら顔を見合わせて、そろそろリンクが来るだろうとデクの樹サマの前へと移動し始め
切り株から降りようとした時、何故かサリアが正面に来て「お手をどうぞ?」と言わんばかりに手を差し伸べてきている
私がこういうのを断れない事を重々承知で差し伸べてきているのだろう、勿論手を取って手を繋ぎながら歩き出した
「リンクー!」
「なまえ、サリア!」
デクの樹サマの幹に座ってお話していたリンクは、私達が呼びかけると飛び降りて走ってきてくれた
あんな高さから降りてきてどうして足の骨が無事なんだろうかとかこっちの世界に来てからも運動不足な私は思った
これが若さってやつ?なわけないか
この後リンクの自作したパチンコで遊んでる2人を近くで傍観して
わぁ、ろりしょたがたわむれてる…うふふ、とか思ってたり思ってなかったり
あ、思ってませんよそんな、私ロリコンとかそういうのじゃないからほんとに
眼福だとはおもったけど
一回だけパチンコの試し打ちでサリアが放った玉が木陰の方に行ってしまい
謎に鈍い音を立てていた事は多分気の所為だと思いたいけどもしそこに人がいたならご愁傷さまとだけ言っておこうかな…
「なまえちゃんはやらないの?」
「あー…私は大丈夫、変なとこに飛んでっちゃいそうだからさ」
「確かに」
ちょい待て確かに!ってなんだ普段私の事なんだと思ってるんだ
鈍くさい奴だとでも思ってるのかリンクよ
否定はしないけどさ!!!
大きくため息をつきながら後ろで未だパチンコで遊んでいる2人を傍観しながら近くの大きな切り株に座る
刻々と時間が過ぎて気がつけばもう少しで黄昏時に差し掛かる寸前
オレンジ色になり始めた空が横の池に反射してとても綺麗だ
そう言えばこの世界に来る前も夕方だったな
あれ?夕方だっけ――