釣り
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⚠無駄遣いは程々にの続き
皆様ご機嫌よう、今現在私とリンクさんは夏の釣り堀でかれこれ4時間船釣りをしています
前に800ルピー消費してGETしたカエルルアーでハイラルドジョウ釣れるまで終われないなどとリンクさんは言ってまして、正直4時間ねばって無理なら無理な気がしますね
どうしてそこまでハイラルドジョウに執着するのかは一切分からないですけど、この船の上に二人っきりで水に揺られてるって状況が何と無くだけど気まずい
そもそもリンクさんはそんなに喋る方では無いですし私もお喋りな方ではあるけど流石に話題が尽きると話さなくなりますしほんとに気まずい
せめてミドナさんがお話してくれたらいいんですけどお昼寝してるのかはたまたこの気まずい雰囲気に入りたくなくて黙ってるのかどっちかわからないんですよね悲しい
「カエルルアー難しいな…」
何やらタイミングを合わせるのが難しくて苦戦している様ですけれど、私は今すぐにでも宿に帰りたいです
というか世界救う勇者が釣り堀に入りびたるってどうなんですかね?思っても同行させてもらってる身なんで何も言えませんけど
「きた!!!」
稀に聞くリンクさんのでかい声と水飛沫、数十秒の葛藤の末釣り上げたものはなんと_
「見てよなまえ!やっと釣れた!」
リンクさん念願のハイラルドジョウであった
ものすごい今まで見たことあっただろうかというレベルの笑顔でハイラルドジョウ片手にこちらを「どう?どう?」みたいな感じで見てくる、自分をイケメンと認識していただけないでしょうかね?その笑顔は私を殺す
とりあえず「凄いですね!」と褒めたはいいもののハイラルドジョウの凄さが一切分からない、まぁ、リンクさんが満足したなら私はそれでいいですよ、はい
「なまえと見たかったんだ」
「はい?」
「伝説の魚とか中々見れる物じゃ無いだろ?だからなまえと一緒に1度だけ見てみたかったんだ」
「な、何故一緒に…?」
「うーん…なんでだろ、なんとなく一緒に見たかったから…」
少し困ったように釣り竿を持った手で頬をポリポリとかく、理由がすごくアバウトだけどちょーっと嬉しかった、この前無駄遣いしたのは許せませんけど!
「帰ろっか」
「そうですね」
帰ろうと言ったリンクさんは心なしか行きより船を漕ぐのが遅かった気がした
「素直に好きだから一緒に見たかったとか言えばよかったのにサ〜」
「そ…んな事言えたら苦労しない…!」
「腰抜けめ、そんなだからいつまで経っても気づかれないんだよ」
というミドナとリンクの会話があったとか無かったとか