林檎
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カカリコ村にて
「なまえって林檎好きなの?」
「は、はい?」
リンクさんがいきなり突拍子のない事言いだすのは今に始まった事じゃないけど、何故いきなり林檎の話になったのだろうか
今私が林檎を食べているかと言ったらそうではない、全然寝に入ろうとめくり上げた布団の端を握っているだけである
勿論質問の答えは「はい」だが、何故今聞く?、毎度思うけどちょっと、というかだいぶズレてますよね
「何でですか?」
「何と無く、林檎食べてるのよく見るからさ」
なんじゃそりゃ、尚更今聞く意味がわからない、何なんだこのゴリフィジカルイケメン(褒めてる)
確かに旅の途中に小腹がすいたら林檎を食べたりもしていた記憶は無くはないが、聞かれるほど食べてる記憶はない
それにどちらかと言うと、リンクさんの方が木の実をたくさん食べてる印象だ
「あー、あとなまえが林檎に似てるからかな」
「え?悪口?」
丸々としてるって言いたいのかこの野郎は、林檎に似てるってどう言うことだと追求しようとするも、いつもの笑ってんのか笑ってないのか微妙なラインの顔をしていて何を考えているのかが一切わからない
とりあえずめくった布団をもとに戻しつつ、
リンクさんの対面にある椅子に座って、眼の前のテーブルの縁に頬杖をつく
既に眠気は天に旅立ってしまって眠れなくなってしまった
「寝ないの?」
「林檎に似てるの意味を聞くまでは寝ません」
「えー…、寝なよ、明日朝早いんだし」
この人こんな事言ってるけど、寝坊助ですからね?大体起こしてるの私ですから!誤魔化し方が雑なんですよほんとに
「じゃあ強制的に寝かしつけようか」
「え、怖、絞め落とされる?」
「ご希望なら絞め落とし…「遠慮します」」
この人が言うと冗談に聞こえないんですよね、前に私怪我した時、この人に担ぎ上げられて強制的に泉にぶん投げられたことありますからね?
理由聞いたら寝るとしつこく言っていたら、少しだけ困った様な顔をしながら、頑なに開かなかった口を開いた
「怒ったり照れたりすると真っ赤になるから」
は?はあ?は?????(困惑)
「それが林檎みたいに可愛いな…って思って」
「な、成る程……?、…寝ます…オヤスミナサイ…」
「ほらやっぱり林檎みたい」
うるせー!こんなイケメンから可愛いって言われたら誰でも照れるだろうが!、ねぇ?
真っ赤になった顔を抑えながら椅子から立ち上がり、少しだけ素早く布団に入って顔の上まで布団を上げ、そのまま眠りにつこうとした
隣のテーブルからくすりと笑う声が聞こえたのはたぶん気の所為だと思いたい
「おやすみ」
寝れるか!!!、もうこの日は眠れなくて結局朝まで起きてて
それにリンクさんはやっぱり寝坊をした