ボツ短編
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n回目の鐘の音
今日も街中にオカリナの音色が響く
そして時は3日遡る
「はじめまして!君お名前は?この辺じゃあまり見ない顔だよね?」
「…はじめまして、なまえ」
遡ればタルミナの住民の記憶は無くなる
分かってるんだ、このはじめましてはもう既に数え切れないほどしている
意味もなしに時を戻すもんだから、今ではチャットに呆れられてる
もう会えないかもしれないあの子に、はじめましてからでいいから会いたいんだ
毎日困ってる人の手助けして、なまえに会いに行っての繰り返し
これでいい
これで幸せなんだから
あぁ、また3日が過ぎる
n回目の鐘の音
鐘と同時にオカリナの音色が響いた
遡ってから行くところは大体同じ、あの子のところ
またはじめましてを言うんだ
「ねぇ…」
「あれ?リンク!今日ってお祭りの日じゃなかったっけ?」
「え、」
「私の見間違いかな…、夜から一気に朝になってて…、おかーさんも今日は祭りの三日前だって言うのよ!」
オレのこと覚えてる
こんなの1度もなかった事なのに
一緒に時を遡ってしまったのかもしれないけど
これはこれで嬉しいから問題無し
限られた時の中でも、なまえがいてくれたらそれでいいんだから
101回目の鐘がなり
今日も今日とて少年のオカリナの音色がタルミナに響き渡る
前と一つだけ違うのは、少年の隣には一匹の妖精と、一人の女の子がいること
いつになったら4日目は訪れるのだろうか
それは誰にもわからない