運命の交わる時
『ここ、綺麗ですよね…私、空とか雲とか眺めるの好きなんです!』
そのこはフレンドリーに話しかけてきた。
そして突然はっ!とした顔をして、
『あ!名乗るの忘れてました!私はirisと言います!』
出会ったからには名乗ろうと思ったのだろう、彼女、irisはこちらにしっかりと体を向けて、人懐っこい笑みを浮かべてそう名乗った。
名乗られたからには答えない訳にも行かず、sirutoも自身の名を名乗った。
「sirutoです。」
人と話すのは久しぶりなので、少し素っ気なくなってしまったかなと思ったがひとまずはこのままにしておくことにした。
『私、使命を受けて初めて地上に来たので珍しくて...つい眺めてたんです!』
「天界とはまた違いますからね。」
『そうなんですよ!それに...さっきも言いましたけど見てくださいあの白い砂と雲のマッチ具合!それに..................』
むん!と言わんばかりに目を輝かせて、孤島の綺麗さを力説するiris。
唐突に解説が始まったのでsirutoは少しポカンとしてしまった。
『あ、私ったら...一人で話し過ぎましたね!』
ニコニコと話していると思ったら、はっと顔を上げて焦りはじめる彼女。
嫌ではない、むしろ話し続けて欲しいと思い、sirutoはirisに大丈夫だという気持ちを伝えようと
「いや、楽しそうに話しているのを見ると幸せな気持ちになるから大丈夫ですよ。」
と笑顔で返した。そんな自分に気がついて少し驚く。
(.........笑ったの、いつぶりだ...?)
自分の胸のうちに広がる、ポカポカとした感情に包み込まれる。
幸せだ、と感じた。
殺風景だったsirutoの心を癒す花 に出会った瞬間だった
そのこはフレンドリーに話しかけてきた。
そして突然はっ!とした顔をして、
『あ!名乗るの忘れてました!私はirisと言います!』
出会ったからには名乗ろうと思ったのだろう、彼女、irisはこちらにしっかりと体を向けて、人懐っこい笑みを浮かべてそう名乗った。
名乗られたからには答えない訳にも行かず、sirutoも自身の名を名乗った。
「sirutoです。」
人と話すのは久しぶりなので、少し素っ気なくなってしまったかなと思ったがひとまずはこのままにしておくことにした。
『私、使命を受けて初めて地上に来たので珍しくて...つい眺めてたんです!』
「天界とはまた違いますからね。」
『そうなんですよ!それに...さっきも言いましたけど見てくださいあの白い砂と雲のマッチ具合!それに..................』
むん!と言わんばかりに目を輝かせて、孤島の綺麗さを力説するiris。
唐突に解説が始まったのでsirutoは少しポカンとしてしまった。
『あ、私ったら...一人で話し過ぎましたね!』
ニコニコと話していると思ったら、はっと顔を上げて焦りはじめる彼女。
嫌ではない、むしろ話し続けて欲しいと思い、sirutoはirisに大丈夫だという気持ちを伝えようと
「いや、楽しそうに話しているのを見ると幸せな気持ちになるから大丈夫ですよ。」
と笑顔で返した。そんな自分に気がついて少し驚く。
(.........笑ったの、いつぶりだ...?)
自分の胸のうちに広がる、ポカポカとした感情に包み込まれる。
幸せだ、と感じた。
殺風景だったsirutoの心を癒す