あの日の約束

《やっと……終わった。》

cralsの長い戦いは集結した。
また四人での旅が出来る。

sirutoもirisもそれをとても喜んでいた。
降りゆく闇は未だ収まらない。

しかし、その暗さを吹き飛ばすような希望が、皆に溢れている。

縁者も増えた。

彼らはこれから一体どのような物語を紡ぐのだろうか。



cralsは前を向いて、呟いた。

[もしキミが良ければ、キミの隣に居させて欲しい。]

初めて出会った雨林で言われたこの約束だけあの日の約束は、違えたくは無かったからな。

彼はそう言うと心からの笑みをうかべていた。

つづく
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