あの日の約束

しばらくしてetioが用意ができたと戻ってきた。

cralsとsirutoは真ん中にraimuを挟んで座り、強めに祈りを捧げ、共にホームへと帰還した。

三人もその後に続く。

書庫へ向かう。
寝台はいつもtouraがお茶をしている二階にあった。

【今回toura様はチカラを使ったのでおやすみしなくてはなりません。ですので自分が責任を持って見張っておきます。】

《俺も見張らせてくれ。さすがに負担が大きすぎる。》

cralsがそう提案した。

「では私も……」

sirutoがそう言いかけるとcralsが、

《sirutoはirisを導く役目があるやろ?俺としては嬉しいけれども弟子を放置したらあかん。》

と言った。

「そうですね、では、どうしてもという時に呼んでください。ここにはよく立ち寄るようにします。」

『おお、名案だね!』

irisもあほ毛をぴょんぴょんさせながら頷いた。

《じゃあ、それで頼むわ。》

cralsも笑って頷いた。
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