あの日の約束

瞑想場所に座ると、クラゲの記憶がでてきた。

《よし!これを集めれば終わりや。》

{うん!}

touraはcralsによじのぼり、白いキャンドルを出した。

cralsは飛び回る蝕む石に触れないように器用に間をぬって記憶を集める。

こちらの方は問題なく回収し終えた。

闇が浄化され、意識が飛ぶ。




いつもの記憶の場所には暗黒竜が居た。

《うわっ?!》

{ぎゃっ?!暗黒竜?!}

cralsは飛び起き、touraはcralsの背中に回る。
しばらく警戒するも、それは一向にこちらへ来る気配はない。

どうやらほかの記憶と同じく動かないようだ。


{な、なぁんだ、動かないじゃないの!まぁ、最初から気がついていたけどね!}

touraがcralsの前に出てきて堂々と胸を張る。

《隠れとったがな。》

cralsが突っ込む。

{そ、そりゃ誰だって驚くでしょ!}

touraが頬をふくらませた。

はじめから気がついていたら驚かないだろうと胸での中で返答した後、cralsは話題を変えた。

《あ、今回もやはりあるな、記憶の原石の提供場所。》

{本当だ!crals、取りましょ!}

《はいはい。》

記憶の原石を取得し、正面にあった女神像で瞑想する。
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