二階には先客がいた。
念動力使いの精霊様だ。

{あっ！念動力使いさん！こんにちはー！}

touraがトコトコと歩いていく。
二人もそれに続いた。

扉を四人かがりで開け、石のテーブルに座り、お茶にする。

念動力の精霊様がお茶のついでにと、自身の生前の話をしてくださった。
様々なものを動かして、時にはそれで人を守った話であった。
cralsはそれを聞いてとても感銘を受けた。


チカラを使って他の者を救う事が出来る。


それがあまりにも魅力的に感じ、cralsは念動力使いの精霊様に自身のチカラについて話をし、なにか護る事に派生させる事が出来ないかと聞いてみた。

念動力使いの精霊様はしばらく考えた後、それなら自身の所で修行すればいいと提案した。

{おお！crals凄いねぇ、そんな事出来るんだぁ！}

【凄いですね。】

二人も興味津々だ。

《しばらくお邪魔します！よろしくお願いいたします！》

cralsは嬉しそうに念動力使いの精霊様に修行をお願いした。