流星の四重奏
sirutoは特に調べることもないのに書庫に来ていた。
ここの記録を光と闇に関するもの以外読んでいない事に気がついたからだ。
端の方から閲覧していく。
「…………………。」
sirutoはいくつめかの記憶媒体を閲覧途中で置いた。
意外にも書庫の文献には、自分を信じて強く願えばなんとかなる!悩むよりとりあえず試してみろ!というようなものが多かった。
なんだか拍子抜けだ。
信仰論色が強いと言ったところだろうか。
「ここの人達は強行突破な考えの人が多いのね…。」
書庫の精霊達は、見た目に反して脳筋かもしれないと思ったsirutoであった。
ホームに帰ったsirutoは、書庫精霊、脳筋説。をcralsに話してみた。
なぜ彼なのかというと、偶然いたからだ。特に理由は無い。
「……ということがあったのよ…。」
《そうなんやなぁ、んで、なぜそれを俺に?もしかして…俺が頼r…》
「たまたまいたから…。このことを誰かに話してみたくてしょうがなかったの。」
《ああう。》
cralsはずっこけた。
sirutoは咄嗟の嘘がつけない不器用な自分が少しもどかしくなった。
《それなら俺が耳より情報を教えたるわ。》
ドヤ顔をしてcralsが言う。
「耳より情報?」
こんな所の情報も持っているのか、と思った。
まさか話が発展するとは思わなかったsirutoが目を見開いて首を傾げる。
《書庫のあれ、ぜんっぶカモフラージュなんやで?》
「え、カモフラージュ!?」
大きな声で叫んでしまった。なんということだ。
では大事な情報や記録はどこに有るというのだろうか。
《連れてったる。ほれ。》
cralsが手を差し出した。
嘘を教えられ、揶揄われたりしないかなどと思ったが、素直に着いていく事にした。
それほどまでに気になる話だ。
彼は書庫の入り口付近の右の壁にsirutoをつれて行った。
《ここやで。》
一見ただの壁だ。しかし、よく見ると魔法具が埋め込まれているのがわかった。
彼が誰もいないことを確認し、光のチカラを注ぐと、床が開いた。
「………………!」
声を出すと誰かに気がつかれてしまうことがあると思い、高鳴る胸を抑えながらcralsを見た。
無言で彼が手を差し出してくる。
その手を握ってsirutoは階段を降りた。
ここの記録を光と闇に関するもの以外読んでいない事に気がついたからだ。
端の方から閲覧していく。
「…………………。」
sirutoはいくつめかの記憶媒体を閲覧途中で置いた。
意外にも書庫の文献には、自分を信じて強く願えばなんとかなる!悩むよりとりあえず試してみろ!というようなものが多かった。
なんだか拍子抜けだ。
信仰論色が強いと言ったところだろうか。
「ここの人達は強行突破な考えの人が多いのね…。」
書庫の精霊達は、見た目に反して脳筋かもしれないと思ったsirutoであった。
ホームに帰ったsirutoは、書庫精霊、脳筋説。をcralsに話してみた。
なぜ彼なのかというと、偶然いたからだ。特に理由は無い。
「……ということがあったのよ…。」
《そうなんやなぁ、んで、なぜそれを俺に?もしかして…俺が頼r…》
「たまたまいたから…。このことを誰かに話してみたくてしょうがなかったの。」
《ああう。》
cralsはずっこけた。
sirutoは咄嗟の嘘がつけない不器用な自分が少しもどかしくなった。
《それなら俺が耳より情報を教えたるわ。》
ドヤ顔をしてcralsが言う。
「耳より情報?」
こんな所の情報も持っているのか、と思った。
まさか話が発展するとは思わなかったsirutoが目を見開いて首を傾げる。
《書庫のあれ、ぜんっぶカモフラージュなんやで?》
「え、カモフラージュ!?」
大きな声で叫んでしまった。なんということだ。
では大事な情報や記録はどこに有るというのだろうか。
《連れてったる。ほれ。》
cralsが手を差し出した。
嘘を教えられ、揶揄われたりしないかなどと思ったが、素直に着いていく事にした。
それほどまでに気になる話だ。
彼は書庫の入り口付近の右の壁にsirutoをつれて行った。
《ここやで。》
一見ただの壁だ。しかし、よく見ると魔法具が埋め込まれているのがわかった。
彼が誰もいないことを確認し、光のチカラを注ぐと、床が開いた。
「………………!」
声を出すと誰かに気がつかれてしまうことがあると思い、高鳴る胸を抑えながらcralsを見た。
無言で彼が手を差し出してくる。
その手を握ってsirutoは階段を降りた。