桜庭愛理迷います
大和警部と由衣刑事は顔を歪める
ド ォ ン ────────── … !
その時、犯人の背後から銃声が轟く
両手で拳銃を構えながら諸伏警部が斜面を駆け下りる
5発撃ち込まれたうちの、一発が犯人のフードを掠める
身を捻り横へ走り出した
大和「追うぞ!」
由衣と木陰から出て追い掛ける
逃走を図っていた犯人は体を捩らせ、足元に詰まっていた雪を蹴り上げる
霧と化した雪の舞に犯人の姿がくらます
諸伏は眉を顰め、追ってきた大和と由衣は木陰に隠れ雪煙を見やる
雪煙の中から、何かが飛び出す___
由衣「!? 爆竹缶ッ!!」
大和「伏せろ!」
大和は由衣の背中を押し、木陰から飛び伏せる
ド オ ォ ォ ォ ォ ォ オ ン ッ ! ! ! !
背後で爆発が起こり、幹を破壊された大木が倒れる
雪面からすぐに立ち上がり2人は犯人を追い掛ける
ギ リ ィ ____ ッ !
大和が持つ杖が何かに引っ掛かった
驚いて目をやった時には張られていたロープが飛び出し、先端には爆竹缶が一つ取り付けられている
大和「離れろ!!!」
由衣「きゃあっ!」
右腕で由衣を雪面へと突き飛ばす
カ ン ────── !
崖を背に杖で爆発缶を高く弾き放ち、拳銃の引き金をひく
ド オ ォ ォ ォ ォ ォ オ ン ッ ! ! ! ! !
空中で爆発が起こり、爆風に大和は腕を顔の前にやる
ガチャ … ︎︎ ド ォ ン ─────────!
瞬間、拳銃を手にしている所が弾き飛ばされる
大和は目を見開くと...離れた小高で銃を構える犯人
大和「ッあ、くそ...!」
咄嗟に右足を引くが後ろは崖
由衣「敢ちゃん!!逃げてェェェェッ!!!」
雪を被りながら起きた由衣の叫び声がこだます
ド ン ─────────── !
銃声と同時に大和の身体は押し出されて倒れ込む
高明「っくぅ...!」
身を呈して大和を庇ったのは諸伏だ
犯人の放った弾丸が左太腿を抉る
大和「っ...!」
飛び出してでた身体は崖の先へと真っ逆さまに落ちる...
大和「高明ーーーッ!!!!」
大和の叫び声が崖の底へ響き渡る
諸伏は落下の最中、PⅢのボタンを押して投げ飛ばす
ド オ ォ ォ ォ オ ン ! ! ! ! !
落ちた先は雪で覆われている分厚い氷った川
諸伏は氷を突き破って、氷水の中へと消えた
大和「高明!!高明ェーッ!!!」
大和は崖の縁に膝を着き、崖下の氷った滝つぼに手を伸ばす。由衣も目の前の光景にすぐに駆け寄って来て「うそ...!」と驚愕しながら大和の体を掴む
だが、そんな2人の背を犯人は離れて銃を構え___
横から突風が吹く
大和/由衣「「!?」」
2人は思わず顔を上げて、視線をそっちへと向けた
「(…助けに行かなくっちゃ)」
そこに居たのは愛理
既に華奢な身体は崖の外へと飛び出ている
大和「愛理..、ッ!?や、やめろ!!!馬鹿野郎!!!!」
愛理のやろうとする事を察知した大和は叫ぶ
咄嗟にまだ届く、!そう思い腕を伸ばしたが...
思いは虚しく、穴が空いた氷の川目掛けて落ちていった。
高い水飛沫が巻き起こる
由衣「愛理ちゃんッ...!!嫌ァっ!!!」
由衣は蒼白して悲鳴をあげる
毛利「こっちだ!!」
佐藤「大和警部!」
後方から毛利達が走って来た。
その様子が目に入った犯人はすぐに身を引いて離れた...
毛利「大和警部!怪我は!?」
大和「こ、高明が!!愛理がッ!!この下に!」
松田「ッ!!!のやろ.....!!」
伊達「待て松田!!クッソ、、!」
高木「え!ま、まさか愛理さん.....!?」
伊達は躊躇なく飛び下りようとした松田を抑える
大和警部が杖で示した先をコナンは見下ろす
コナン(っ、愛理姉.....!!)
犯人は一人...
森の中を歩き、雪に半分埋もれているPⅢを取り出した
「くッ.....!!」
ここにずっといるのは危険だ
早く高にぃを助け出さないと
凍った氷が分厚過ぎるせいで水の中は真っ暗。
すぐにミニライトを取り出し点けて口に咥える
両手でかき分け広々として深いなかを泳いでいき高にぃを捜す.....
(どこ...! どこにいるの....!!)
顔を左右、上下、と動かしライトに照らされるものを目視
!!
離れた深い水中のところに何かが見えた
高明「 ガ ボ ッ ... ! ! 」
口から息を吐き出した高にぃ
ド ォ ン ────────── … !
その時、犯人の背後から銃声が轟く
両手で拳銃を構えながら諸伏警部が斜面を駆け下りる
5発撃ち込まれたうちの、一発が犯人のフードを掠める
身を捻り横へ走り出した
大和「追うぞ!」
由衣と木陰から出て追い掛ける
逃走を図っていた犯人は体を捩らせ、足元に詰まっていた雪を蹴り上げる
霧と化した雪の舞に犯人の姿がくらます
諸伏は眉を顰め、追ってきた大和と由衣は木陰に隠れ雪煙を見やる
雪煙の中から、何かが飛び出す___
由衣「!? 爆竹缶ッ!!」
大和「伏せろ!」
大和は由衣の背中を押し、木陰から飛び伏せる
ド オ ォ ォ ォ ォ ォ オ ン ッ ! ! ! !
背後で爆発が起こり、幹を破壊された大木が倒れる
雪面からすぐに立ち上がり2人は犯人を追い掛ける
ギ リ ィ ____ ッ !
大和が持つ杖が何かに引っ掛かった
驚いて目をやった時には張られていたロープが飛び出し、先端には爆竹缶が一つ取り付けられている
大和「離れろ!!!」
由衣「きゃあっ!」
右腕で由衣を雪面へと突き飛ばす
カ ン ────── !
崖を背に杖で爆発缶を高く弾き放ち、拳銃の引き金をひく
ド オ ォ ォ ォ ォ ォ オ ン ッ ! ! ! ! !
空中で爆発が起こり、爆風に大和は腕を顔の前にやる
ガチャ … ︎︎ ド ォ ン ─────────!
瞬間、拳銃を手にしている所が弾き飛ばされる
大和は目を見開くと...離れた小高で銃を構える犯人
大和「ッあ、くそ...!」
咄嗟に右足を引くが後ろは崖
由衣「敢ちゃん!!逃げてェェェェッ!!!」
雪を被りながら起きた由衣の叫び声がこだます
ド ン ─────────── !
銃声と同時に大和の身体は押し出されて倒れ込む
高明「っくぅ...!」
身を呈して大和を庇ったのは諸伏だ
犯人の放った弾丸が左太腿を抉る
大和「っ...!」
飛び出してでた身体は崖の先へと真っ逆さまに落ちる...
大和「高明ーーーッ!!!!」
大和の叫び声が崖の底へ響き渡る
諸伏は落下の最中、PⅢのボタンを押して投げ飛ばす
ド オ ォ ォ ォ オ ン ! ! ! ! !
落ちた先は雪で覆われている分厚い氷った川
諸伏は氷を突き破って、氷水の中へと消えた
大和「高明!!高明ェーッ!!!」
大和は崖の縁に膝を着き、崖下の氷った滝つぼに手を伸ばす。由衣も目の前の光景にすぐに駆け寄って来て「うそ...!」と驚愕しながら大和の体を掴む
だが、そんな2人の背を犯人は離れて銃を構え___
横から突風が吹く
大和/由衣「「!?」」
2人は思わず顔を上げて、視線をそっちへと向けた
「(…助けに行かなくっちゃ)」
そこに居たのは愛理
既に華奢な身体は崖の外へと飛び出ている
大和「愛理..、ッ!?や、やめろ!!!馬鹿野郎!!!!」
愛理のやろうとする事を察知した大和は叫ぶ
咄嗟にまだ届く、!そう思い腕を伸ばしたが...
思いは虚しく、穴が空いた氷の川目掛けて落ちていった。
高い水飛沫が巻き起こる
由衣「愛理ちゃんッ...!!嫌ァっ!!!」
由衣は蒼白して悲鳴をあげる
毛利「こっちだ!!」
佐藤「大和警部!」
後方から毛利達が走って来た。
その様子が目に入った犯人はすぐに身を引いて離れた...
毛利「大和警部!怪我は!?」
大和「こ、高明が!!愛理がッ!!この下に!」
松田「ッ!!!のやろ.....!!」
伊達「待て松田!!クッソ、、!」
高木「え!ま、まさか愛理さん.....!?」
伊達は躊躇なく飛び下りようとした松田を抑える
大和警部が杖で示した先をコナンは見下ろす
コナン(っ、愛理姉.....!!)
犯人は一人...
森の中を歩き、雪に半分埋もれているPⅢを取り出した
「くッ.....!!」
ここにずっといるのは危険だ
早く高にぃを助け出さないと
凍った氷が分厚過ぎるせいで水の中は真っ暗。
すぐにミニライトを取り出し点けて口に咥える
両手でかき分け広々として深いなかを泳いでいき高にぃを捜す.....
(どこ...! どこにいるの....!!)
顔を左右、上下、と動かしライトに照らされるものを目視
!!
離れた深い水中のところに何かが見えた
高明「 ガ ボ ッ ... ! ! 」
口から息を吐き出した高にぃ