桜庭愛理 愛されます

蘭と小五郎がコナンと愛理がいないと気づいた頃、2人は諸伏の車に乗り込んでいた

上原「ったく・・・なんで君が乗ってるのよ、コナン君!」

コナン「まあ、いいじゃない!」

上原「それに愛理ちゃんまで!」

愛理「コナン君の付き添いです!」

コナンと愛理は自分たちは悪くないというような笑顔で上原を見つめた

コナン「それよりサーなんで後部座席にスペアタイヤを乗せてるの?」

諸伏「なぜか最近よくパンクするんでね…付け替えやすいように…邪魔ですか?」

コナン「ううん、大丈夫!」

そうこうしている間に妻女山にある山小屋に到着し、秋山を探すが・・・

諸伏「山小屋にはいないようですね…」

三枝「仕方ねえ…この辺りを探してみっか・・・」

辺りを捜索しようとしたその時

「うわあああああああああ!!!!」

上原「あ、秋山君!?」

声のする方に三枝がライトを向けると、秋山が見えた

秋山「た、助け」

秋山は、ロープか何かで車に引きずられている状態だった

秋山「け、携帯…僕の携帯・・・」

そういうと、崖に落下していった

三枝「あ・・・秋山…秋山ァ!?」

上原「!!!一体誰がこんな・・・」

諸伏「そういえば秋山君…言ってましたね。車に引きずられてこの崖から落ちる時…”携帯…僕の携帯…”」

黒田「秋山の携帯を鳴らせ!」

上原「は、はい・・・」

携帯はすぐに見つかった

黒田「秋山がいなくなる前、誰かと電話で話した形跡はあるか?」

諸伏「通話履歴はありませんが…夕方5時32分にメールが1件届いています」

上原「あ、それ私、覚えてます。夕方5時半ごろに届いたメールを見た後秋山君…「雨で濡れたから服を着替えてくる」って言って実家の美容室に」

三枝「そして実家から県警本部に戻らずにこの妻女山に来たわけか…」

黒田「で?メールの内容は?」

諸伏「・・・」

愛理「(諸伏警部、読むのをためらっている‥‥)」

諸伏「ある人物の所持品の中から最初に殺された竹田のオヤジの携帯を見つけ今、その携帯でメールを打っている…その人物は警察の人間だからうまく理由をつけて妻女山の例の山小屋に来てくれ…詳しい話はそこで話す…大和敢助」

上原「か、敢ちゃんなの?メールの送り主!!」

三枝「じゃああの野郎が秋山をここへ誘き出して殺した張本人かよ!!」

黒田「大和と連絡はとれないのか?」

上原「は、はい…来る途中何度も電話したんですけど電源を切ってるみたいで」

三枝「指名手配かけましょう!!被疑者は大和で決まりですぜ!!」

コナン・愛理「「そうとは限らないんじゃない?/そうとは限らないと思いますよ?」」

三枝「え?」

コナン「だってそのメール、大和警部の携帯から送られてきたわけじゃないから…犯人が大和警部のフリして送信してきたかもしれないよ?」

愛理「それに、もしも大和警部が犯人なら証拠になるようなメールが入った携帯を、探さずに、置いたままにはしておかないと思います」

三枝「な、なんで、ボウズと嬢ちゃんがここに!?」

上原「す、すみません…いつの間にか私達の車に乗り込んでたんですけど…実はこの子って」

黒田「意外な着眼点で事件解決の糸口を見つけ推理をバックアップする…眠りの小五郎の知恵袋…警察庁ではそう噂されていたよ‥・江戸川コナン君…」

コナン「へ、へー…そうなんだ…」

黒田「ちなみに、警視総監だった父親のように頭が切れ、推理を披露する
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