ゴーストマリッジ

レオナSIDE

目の前で、ロゼッタが倒れそうになった。咄嗟に支える。

原因は精霊の力の使い過ぎらしい。寝てれば治るといわれたので、とりあえず俺のベッドに運んだ。

お前の無茶はいつになったら治るんだ‥‥

ロゼッタ「ん…」

「起きたか?」

ロゼッタ「ここって…」

起き上がろうとする、ロゼッタを制して言う

「まだ寝てろ。疲れてんだろ…」

ロゼッタ「私がデュエットしてほしいって言っても、あのような言い方をするんですか?」

あのような言い方というのは、さまよいすぎて可笑しくなったのか?

だろう

「お前にそんな言い方するわけねぇだろ。」

そういいながらロゼッタの頭をそっと撫でる

ロゼッタ「皆があのまま動かなくなるんじゃないかって、不安だったんです。無茶したことは謝ります…ごめんなさい」

「過ぎちまったことはしょーがねー。二度とあんなことすんな。わかったか、ロゼッタ?」

「は、はい」

俺が怒ると思っていたのだろう。きょとんとした顔で返事している。
可愛い奴

本当は叱りたかったが、あんなこと言われちゃーな

_ロゼッタ「理想の結婚相手は……一緒に泣いたり笑ったりできる人です。

どんなに辛い時でも一緒に頑張れる人。

……そういう相手のこと。なんだか恥ずかしい」

「お前に言うプロポーズはもっと・・・・うまくやるさ。返事は”はい”しか受け付けねえぜ My Princess?」

そういって、俺はまた眠ってしまったロゼッタの髪の毛にキスを落とした。
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