ゴーストマリッジ

クロウリー「やれやれ、今日は本当に大変な一日でした」

ようやくゴーストさん達がいなくなり、ホッとする一同。
お義父様がゲッソリとした様子でつぶやいた。

クロウリー「食堂を『結婚式場』として飾り付けたままゴースト達はいなくなってしまいましたね。なんて無責任なんでしょう!」

「お義父様にそんなこと言う資格はありませんよ。今回も何もしなかったじゃないですか・・・」

クロウリー「うっ・・・このままでは明日食堂で食事をとることができません。
1年生諸君。寮に帰る前に『結婚式場』の片づけをお願いします」

監督生「よし、皆帰ろう。親切な学園長がやってくれるんだって」

クロウリー「ちょっと!!勝手に言葉を改変しない!1年生諸君ですよ!!」

「「「え~!!?」」」

学園長の言葉に、1年生全員の声が食堂に響く。

エース「1年生って…タキシード隊の俺とエペルと、監督生はとーぜん片づけ免除っすよね!?」

クロウリー「いいえ、1年生“全員”です。
私、生徒は平等に扱う教育者の鏡ですから!」

ゲッソリとした一年生諸君。

皆、渋々といった感じで片づけをし始めた。

フロイド「じゃ、カニちゃん達がんばって~」

レオナ「ジャック、草食動物ども、精々片づけに励むんだな」

トレイ「ハハッ。悪いな、エース、デュース、監督生」

「お義父様ったら・・・皆ごめんなさいね・・・」

監督生「ロゼッタさんは悪くないですよ」

「私も手伝うか・・・」

そう言おうとした瞬間、体が前に倒れた・・・・・

次の記憶はレオナさんの部屋のベッドの上だった
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