ゴーストマリッジ
チャビー「姫様……イライザ。私も、生きていた頃からずっと貴女だけをお慕いしておりました〉
イライザ〈チャビー……愛してるわ……〉
イライザ姫は、消えゆくチャビーさんに口づけを落とした。
瞬間、光の粉のようなものがあたりを覆う。そして、消えそうだったチャビーさんの体が元に戻っていった。
チャビー〈……ん?き、傷が癒えていく!〉
イライザ〈きっと愛の力よ。愛のキスが、愛の力が……あなたを救ったのよ!〉
幸せオーラを放つ2人を遠巻きに見てしまう私たち。
そんな中、ほかの家臣たちが大泣きしている。
エース「え……?は……?……なんだこの展開?全然ついていけてないの、オレだけっすか?」
リドル「どう見てもボク達が悪者になっている……」
監督生「結果オーライというんですかね」
すると、チャビーさんのそばから離れたイライザ姫がイデアさんに近づいた。
イライザ〈イデア様……〉
イデア「あ、はい」
イライザ〈……ごめんなさい!〉
イデア「はい?」
イライザ〈私、あなたの気持ちには応えられないわ。本当に申し訳ないと思ってる……。
あなたはとっても素敵な人よ。
だから……きっといつか、私よりいい人を見つけられるはず〉
パッとイデア先輩から離れたイライザ姫はチャビーさんに抱き着き、〈皆、聞いてちょうだい!〉と叫ぶ。
イライザ「私は、本当の運命の人……チャビーと結婚します!!〉
その途端、どこからか花吹雪が舞い降りてきた。
喜ぶ家臣達、万歳していたり、泣いている家臣もいる。
グリム「なーんか、納得いかねーんだゾ」
「…だけど、これこそ結婚式って感じよね」
さっきの殺伐とした戦場はどこへいったのか…だれがどう見ても……幸せそうに微笑む新郎新婦。
「「イライザ姫とチャビー王子、ばんざーい!!」」
それを祝福する家臣たち。これこそ、彼らが望んだ…本当の結婚式の形なのだろう。
クロウリー「500年の絶望の果てに見つけた、真実の愛!いやあ、感動的でしたね
やっぱり愛がないとね!
プロポーズなんて成功しませんよ!大事なのは愛!うんうん!」
人が苦労しているときはこないで、解決した後に来るなんて……。
お義父様にイライラしていると、「兄さぁああん!!!」とオルト君がイデアさんに抱き着いた。
ドンッという鈍い音と「ゔっ!?」というイデアさんの呻き声が聞こえた。
オルト「兄さあああん!!!無事でよかった……!」
イデア「いや……うん……無事……うん……?
いや結婚しろって言われても困りますしいいんですけどね?いいんですけど、その、ね?
……なんか拙者、告白もしてないのにフラれたみたいになってません!?」
「……あ、えっと」
ルーク「大丈夫」
フォローしようと思っていたら、ルークさんがイデアさんの肩に手を置いた。
ルーク「イデアくんの未来にはもっと素晴らしい出会いが待っているはずさ。
一晩思いっきり泣いたら明日からは前を向いて歩いて行こう」
イデア「そういうマジフォローやめてくださる!?」
リリア「やれやれ。とんだ騒動に巻き込まれたのう」
アズール「やっと体が自由に動かせるようになりました」
「動けるようになってよかった…。あ、そうだ。頬は大丈夫ですか?」
ヴィル「思い出させないで!」
「ごめんなさい!!」
怖い顔をして怒鳴られ、背筋をピンッとして謝る。
トレイ「エース!大活躍だったな!」
エース「へへっ。感謝してくださいよ~?
なにせトレイ先輩のこっぴどい"歌"の失敗をオレが挽回したようなもんすから!」
トレイ「頼む、その話は忘れてくれ……」
監督生「エース。蒸し返すのはよくないよ。素敵な歌でしたよ、トレイ先輩」
トレイ「そのフォローもやめてくれ……」
イライザ〈チャビー……愛してるわ……〉
イライザ姫は、消えゆくチャビーさんに口づけを落とした。
瞬間、光の粉のようなものがあたりを覆う。そして、消えそうだったチャビーさんの体が元に戻っていった。
チャビー〈……ん?き、傷が癒えていく!〉
イライザ〈きっと愛の力よ。愛のキスが、愛の力が……あなたを救ったのよ!〉
幸せオーラを放つ2人を遠巻きに見てしまう私たち。
そんな中、ほかの家臣たちが大泣きしている。
エース「え……?は……?……なんだこの展開?全然ついていけてないの、オレだけっすか?」
リドル「どう見てもボク達が悪者になっている……」
監督生「結果オーライというんですかね」
すると、チャビーさんのそばから離れたイライザ姫がイデアさんに近づいた。
イライザ〈イデア様……〉
イデア「あ、はい」
イライザ〈……ごめんなさい!〉
イデア「はい?」
イライザ〈私、あなたの気持ちには応えられないわ。本当に申し訳ないと思ってる……。
あなたはとっても素敵な人よ。
だから……きっといつか、私よりいい人を見つけられるはず〉
パッとイデア先輩から離れたイライザ姫はチャビーさんに抱き着き、〈皆、聞いてちょうだい!〉と叫ぶ。
イライザ「私は、本当の運命の人……チャビーと結婚します!!〉
その途端、どこからか花吹雪が舞い降りてきた。
喜ぶ家臣達、万歳していたり、泣いている家臣もいる。
グリム「なーんか、納得いかねーんだゾ」
「…だけど、これこそ結婚式って感じよね」
さっきの殺伐とした戦場はどこへいったのか…だれがどう見ても……幸せそうに微笑む新郎新婦。
「「イライザ姫とチャビー王子、ばんざーい!!」」
それを祝福する家臣たち。これこそ、彼らが望んだ…本当の結婚式の形なのだろう。
クロウリー「500年の絶望の果てに見つけた、真実の愛!いやあ、感動的でしたね
やっぱり愛がないとね!
プロポーズなんて成功しませんよ!大事なのは愛!うんうん!」
人が苦労しているときはこないで、解決した後に来るなんて……。
お義父様にイライラしていると、「兄さぁああん!!!」とオルト君がイデアさんに抱き着いた。
ドンッという鈍い音と「ゔっ!?」というイデアさんの呻き声が聞こえた。
オルト「兄さあああん!!!無事でよかった……!」
イデア「いや……うん……無事……うん……?
いや結婚しろって言われても困りますしいいんですけどね?いいんですけど、その、ね?
……なんか拙者、告白もしてないのにフラれたみたいになってません!?」
「……あ、えっと」
ルーク「大丈夫」
フォローしようと思っていたら、ルークさんがイデアさんの肩に手を置いた。
ルーク「イデアくんの未来にはもっと素晴らしい出会いが待っているはずさ。
一晩思いっきり泣いたら明日からは前を向いて歩いて行こう」
イデア「そういうマジフォローやめてくださる!?」
リリア「やれやれ。とんだ騒動に巻き込まれたのう」
アズール「やっと体が自由に動かせるようになりました」
「動けるようになってよかった…。あ、そうだ。頬は大丈夫ですか?」
ヴィル「思い出させないで!」
「ごめんなさい!!」
怖い顔をして怒鳴られ、背筋をピンッとして謝る。
トレイ「エース!大活躍だったな!」
エース「へへっ。感謝してくださいよ~?
なにせトレイ先輩のこっぴどい"歌"の失敗をオレが挽回したようなもんすから!」
トレイ「頼む、その話は忘れてくれ……」
監督生「エース。蒸し返すのはよくないよ。素敵な歌でしたよ、トレイ先輩」
トレイ「そのフォローもやめてくれ……」