夕焼けの草原のタマ―シュナ・ムイナ
ー数時間後ー
決勝のチームが決まった。
ナイトレイブンカレッジチームと夕焼けチーム
夕焼けチームに勝てればレオナさんは『守護者の授業』をしないで済むのね
私とレオナさんは再びチームの皆さんの元へ来た
カリム「おっ、レオナ。待ってたぜ!俺らの試合どうだった?」
レオナ「危なげのない試合運びで悪くなかった。決勝戦は俺も近くで見て指示を出す。バレるとまずいが背に腹は代えられないからな」
「メリッサの力で周りには聞こえないように配慮しますね」
レオナ「頼んだ」
私はメリッサを呼び出す
メリッサ『任せて頂戴!』
ヴィル「よくまた貴賓席を抜けてこられたわね。キファジさんは止めそうなものだけど」
レオナ「会えてチェカのそばに行ってあいつを騒がせ、お目付け役のキファジをチェカの元へ向かわせた。」
ジャック「そういやこっからでも「おじたん!おねーたん!」って聞こえてたな…」
リリア「くふふ。可愛い甥を利用するとは悪い奴じゃのう」
レオナ「向こうも手段は問わないみたいだからな。お言葉に甘えて、こっちも本気で行くぞ」
リリア「そいつは心強い。」
レオナ「お前たち、絶対に勝ってこい!」
「頑張ってください、応援しています」
「「「「おう!」」」
ジャック「みんな、すげえ気合だ。こっちまで武者震いしてくるぜ!」
ヴィル「…」
ジャック「ヴィル先輩も頑張ってください!」
ヴィル「ええ、もちろんよ」
その時決勝戦のアナウンスが聞こえてきた
レオナ「お前達が2回戦、3回戦を闘っている間にオーダーを決めておいた。相手の先鋒は動きがいい。あのスピードに対応するために、先鋒はリリアでいく。試合開始とともにトップギアでいけ」
リリア「うむ、わかった。では、行ってくるぞ」
「リリアさんならきっと勝てます」
リリア「うむ、任せておくがよい。腕が鳴るのう」
試合が始まる
リリアさんも対戦相手の近衛兵さんも動きが早くて目で追うのが大変
素早さで対抗できないなら…と力で特攻してきた選手をリリアさんは投げ飛ばした
「(まずいわ…このままだと観客席にまで飛ばされてしまう)」
リリアさんも同じことを思ったのか、魔法で選手の体を浮かせてしまった
魔法を禁止されているのに使ってしまったため、反則負けになった
レオナさんが怒って唸り声を出す
ヴィル「詰めが甘いわ。魔法を使わなくたって、他にも方法はあるでしょう」
リリア「すまぬ…わしのミスじゃ。咄嗟のことで、慣れた魔法を使ってしもうた。面目ない…」
カリム「そんなに謝るなよ。俺、リリアはすごいなーって思ったよ。リリアが観客を守ったんだから、結果はどうであれ、お前は立派なサンセット・ウォーリアーだ!」
レオナ「ああ、ああ。優しいお言葉に涙が出るぜ」
「現状を考えてみて、カリム君。カリム君が引き分け以上じゃないと、大将戦をやることなく負けが決まってしまうわ」
カリム「あ、そうか」
グリム「…ふな゛ーっ!もうダメだァーーー!!!」
リリア「な、なんということをいうんじゃ。縁起でもない!」
ヴィル「勝ち目が薄いのは事実ね」
ジャック「レオナ先輩、何か作戦はいないんですか!?」
レオナ「…1つだけある」
ヴィル「こういう時のアンタは本当に頼もしく見えるわ。教えて頂戴」
レオナ「相手の中堅はヴィルの大ファンだ」
「「「は?」」」
「彼らは誇り高き近衛兵。仮にヴィルさんと戦うことになったとしても手加減はしないでしょうけど…覚悟がある人ほど不意打ちには弱い。」
レオナ「試合が始まったら真っ先にリングサイドからヴィルがあの男に呼び掛ける。奴が気を逸らした瞬間にカリムが押し出してリングアウトさせる…これしかない」
グリム「ず、ずるい!さすがレオナなんだゾ!」
ヴィル「アタシを出しにされるのは気に食わないけど…勝つためにほかに手がないっていうなら…」
レオナ「よし、今の話は聞いたな、カリム。あとは…」
カリム「でもさ、それじゃ真剣勝負にはならないんじゃないか?みんな一生懸命やってるのに、俺だけ他の人に助けてもらうのは…」
レオナ「これだって立派な作戦だ。勝てばいいんだよ」
カリム「でも…この会場のどこかでジャミルも見てるし…俺、自分の力で勝ちたいんだ。大丈夫!絶対に負けないからさ!」
レオナさんが引き止める間もなく、リングに行ってしまったカリム君
カリム君の素直さが仇となってしまった
ヴィル「…カリム、ちゃんと引き分けに持ち込めるかしら」
レオナ「アイツは力もないし、戦闘の感も鈍い。この中じゃ1番キャッチ・ザ・テイルに向いてない」
「ですが…カリム君は1番真面目に練習に取り組んでいました。確実に上達している。」
レオナ「あの中堅は強敵だが…こうなった以上、アイツの伸びしろに賭けるしかないな」
ジャック「そ、そうっすよね。努力は裏切らねえ。きっと何とかなるはずだ。」
リリア「それに、カリムには悪いがヴィルが声を出してしまえばこっちのもんじゃ!」
レオナ「ただ…」
ジャック「ただ!?まだなんか心配なことがあるんすか!?」
決勝のチームが決まった。
ナイトレイブンカレッジチームと夕焼けチーム
夕焼けチームに勝てればレオナさんは『守護者の授業』をしないで済むのね
私とレオナさんは再びチームの皆さんの元へ来た
カリム「おっ、レオナ。待ってたぜ!俺らの試合どうだった?」
レオナ「危なげのない試合運びで悪くなかった。決勝戦は俺も近くで見て指示を出す。バレるとまずいが背に腹は代えられないからな」
「メリッサの力で周りには聞こえないように配慮しますね」
レオナ「頼んだ」
私はメリッサを呼び出す
メリッサ『任せて頂戴!』
ヴィル「よくまた貴賓席を抜けてこられたわね。キファジさんは止めそうなものだけど」
レオナ「会えてチェカのそばに行ってあいつを騒がせ、お目付け役のキファジをチェカの元へ向かわせた。」
ジャック「そういやこっからでも「おじたん!おねーたん!」って聞こえてたな…」
リリア「くふふ。可愛い甥を利用するとは悪い奴じゃのう」
レオナ「向こうも手段は問わないみたいだからな。お言葉に甘えて、こっちも本気で行くぞ」
リリア「そいつは心強い。」
レオナ「お前たち、絶対に勝ってこい!」
「頑張ってください、応援しています」
「「「「おう!」」」
ジャック「みんな、すげえ気合だ。こっちまで武者震いしてくるぜ!」
ヴィル「…」
ジャック「ヴィル先輩も頑張ってください!」
ヴィル「ええ、もちろんよ」
その時決勝戦のアナウンスが聞こえてきた
レオナ「お前達が2回戦、3回戦を闘っている間にオーダーを決めておいた。相手の先鋒は動きがいい。あのスピードに対応するために、先鋒はリリアでいく。試合開始とともにトップギアでいけ」
リリア「うむ、わかった。では、行ってくるぞ」
「リリアさんならきっと勝てます」
リリア「うむ、任せておくがよい。腕が鳴るのう」
試合が始まる
リリアさんも対戦相手の近衛兵さんも動きが早くて目で追うのが大変
素早さで対抗できないなら…と力で特攻してきた選手をリリアさんは投げ飛ばした
「(まずいわ…このままだと観客席にまで飛ばされてしまう)」
リリアさんも同じことを思ったのか、魔法で選手の体を浮かせてしまった
魔法を禁止されているのに使ってしまったため、反則負けになった
レオナさんが怒って唸り声を出す
ヴィル「詰めが甘いわ。魔法を使わなくたって、他にも方法はあるでしょう」
リリア「すまぬ…わしのミスじゃ。咄嗟のことで、慣れた魔法を使ってしもうた。面目ない…」
カリム「そんなに謝るなよ。俺、リリアはすごいなーって思ったよ。リリアが観客を守ったんだから、結果はどうであれ、お前は立派なサンセット・ウォーリアーだ!」
レオナ「ああ、ああ。優しいお言葉に涙が出るぜ」
「現状を考えてみて、カリム君。カリム君が引き分け以上じゃないと、大将戦をやることなく負けが決まってしまうわ」
カリム「あ、そうか」
グリム「…ふな゛ーっ!もうダメだァーーー!!!」
リリア「な、なんということをいうんじゃ。縁起でもない!」
ヴィル「勝ち目が薄いのは事実ね」
ジャック「レオナ先輩、何か作戦はいないんですか!?」
レオナ「…1つだけある」
ヴィル「こういう時のアンタは本当に頼もしく見えるわ。教えて頂戴」
レオナ「相手の中堅はヴィルの大ファンだ」
「「「は?」」」
「彼らは誇り高き近衛兵。仮にヴィルさんと戦うことになったとしても手加減はしないでしょうけど…覚悟がある人ほど不意打ちには弱い。」
レオナ「試合が始まったら真っ先にリングサイドからヴィルがあの男に呼び掛ける。奴が気を逸らした瞬間にカリムが押し出してリングアウトさせる…これしかない」
グリム「ず、ずるい!さすがレオナなんだゾ!」
ヴィル「アタシを出しにされるのは気に食わないけど…勝つためにほかに手がないっていうなら…」
レオナ「よし、今の話は聞いたな、カリム。あとは…」
カリム「でもさ、それじゃ真剣勝負にはならないんじゃないか?みんな一生懸命やってるのに、俺だけ他の人に助けてもらうのは…」
レオナ「これだって立派な作戦だ。勝てばいいんだよ」
カリム「でも…この会場のどこかでジャミルも見てるし…俺、自分の力で勝ちたいんだ。大丈夫!絶対に負けないからさ!」
レオナさんが引き止める間もなく、リングに行ってしまったカリム君
カリム君の素直さが仇となってしまった
ヴィル「…カリム、ちゃんと引き分けに持ち込めるかしら」
レオナ「アイツは力もないし、戦闘の感も鈍い。この中じゃ1番キャッチ・ザ・テイルに向いてない」
「ですが…カリム君は1番真面目に練習に取り組んでいました。確実に上達している。」
レオナ「あの中堅は強敵だが…こうなった以上、アイツの伸びしろに賭けるしかないな」
ジャック「そ、そうっすよね。努力は裏切らねえ。きっと何とかなるはずだ。」
リリア「それに、カリムには悪いがヴィルが声を出してしまえばこっちのもんじゃ!」
レオナ「ただ…」
ジャック「ただ!?まだなんか心配なことがあるんすか!?」