夕焼けの草原のタマ―シュナ・ムイナ
私達は、マーケットにやってきた。
グリム君は大はしゃぎしている。
グリム「おー!ここはいろんな屋台があるんだゾ!」
レオナ「ここは『レインツリー・マーケット』っていうバザーだ」
グリム「オレ様、もう我慢できない!早くなんか食わせろ!」
キファジ「何はともあれ、まずはドリンクを飲むのが良いかと」
ヴィル「そうね。夕焼けの草原の暑さを甘くみると大変なことになるってわかったもの。」
リリア「うむ。頻繁に水分を補給するべきじゃ。」
キファジ「私が皆様の分を屋台で買って来ましょう。何を飲まれますか?」
リリア「トマトジュースが飲みたいのう」
ロゼッタ「屋台で売っているのは見たことありませんね」
リリア「やはりそうか…ご当地トマトジュースを飲みたかったのじゃが。では代わりに、あの赤いジュースにするか」
キファジ「ハイビスカスジュースですね」
グリム「ハイビスカス!…って、なんだっけ?」
「夕焼けの草原で生育している紅い花のことよ。自生しているものもあるし、栽培もされているわ。」
その時、サラマンダーが出てきた
サラマンダー『物知り!』
「ふふっ。ありがとう」
監督生「いきなり出てくるとビックリしますね」
「ごめんなさいね。この子、おてんばだから。」
サラマンダー『僕も、見る―』
そういって、サラマンダーはレオナさんの肩に乗った。
「あっ…降りて、サラマンダー」
レオナ「俺の肩に乗れるのを光栄に思うことだな」
「いいんですか?」
レオナ「ああ」
監督生「(ロゼッタさんが関わると判断が甘くなるからなあ)」
キファジ「あのジュースには花のガクを使っていまガクを煮出して砂糖を入れているのです。」
ヴィル「珍しいジュースね。アタシは飲んだことがないわ。」
リリア「それならわしは飲んだことがある。随分と昔のことじゃ。どんな味だったか忘れてしもうたな。美味かったか、イマイチだったか…」
ヴィル「あら?それじゃあどうして選んだの?」
リリア「色が赤いからじゃ」
ヴィル「…アンタ、トマトジュースが好きなんじゃなくて、赤い飲み物が好きなだけなの?」
リリア「さーて。どうじゃろうな?」
ヴィル「アタシは何にしようかしら…色んな屋台で、白いジュースが売っているわね」
レオナ「あれはこの地域に自生しているバオバブの実のジュースだ。」
「昔、この実の汁をお受けの赤子に塗って誕生を祝った…という伝説があるんです。その由来から、夕焼けの草原の名物となりました。」
レオナ「真偽のほどは知らないが、まあ、味自体は悪くない」
「ビタミンやマグネシウム等が豊富に含まれていて、別名”飲む美容液”と言われています。」
ヴィル「そうなの?飲んでみようかしら。」
キファジ「私のお勧めは、ハイビスカスとバオバブのミックスジュースです。」
ヴィル「そんなのがあるの?」
キファジ「先ほどの、バオバブの実の汁を赤子の額に塗る伝説ですが…それは赤い汁だったといわれております。」
カリム「へ?でも実から作ったジュースは白いぞ?」
キファジ「ええ。実際、バオバブの実の汁は白いのです。長い時間をかけて伝承されていく中で脚色されていったのでしょうな。そのため段々と、赤いハイビスカスジュースをミックスしたものが売られるようになりました。」
レオナ「だから言ったろ?真偽のほどは知らないってな。」
ヴィル「なんだか急にありがたみが薄れてきたけど…美容効果には興味がある。アタシはそれにするわ」
リリア「わしもじゃ。由来のあるものを飲んだ方が観光に来た甲斐があるからのう。」
グリム「美味そうだから、オレ様もそれにする!」
レオナ「面倒だから、俺もソイツでいい」
カリム「オレは・・・ええっと・・・」
カリム君は毒のことを心配しているんだわ。
いつもはジャミル君が毒見をしているから…
レオナ「第二王子の俺が飲むもんだぞ。余計な心配はするな。」
キファジ「ええ。私もジャミル様に、安全面のことは聞いております。飲む前に検査しますのでご安心を。」
「何か変なものが入っていいたら、サラマンダーが気づくわ。」
サラマンダー『変なのわかる―』
ヴィル「国賓として招いているだけあって、配慮が行き届いているわね」
カリム「さんにんともありがとう!サラマンダーも!それじゃあみんなと同じものにするよ!」
グリム「ユウはどーすんだ?」
「みんなと同じミックスジュースにします」
グリム「だよな!にゃははっ、楽しみなんだゾ。」
レオナ「ロゼッタ。お前はどうする?」
「私もミックスジュースでお願いします」
キファジ「では、ミックスジュースを『僕ものむ!』8つですね」
「すみません、キファジさん」
キファジ「かまいませんよ。」
そういって、キファジさんはジュースを購入してくれた。
キファジ「お待たせしました、皆さま」
カリム「なあなあ。みんなで乾杯しようぜ!」
リリア「うむ、そうじゃな♪ついでに集合写真も撮らんか?」
ヴィル「アタシの写真は安くないわ…と言いたいところだけど、ちょうどルークに写真を送ってと言われていたの。いいわよ。それじゃあ…」
「「「乾杯!!!」」」
乾杯をし、写真を撮った後、レオナさんがジュースを飲む
グリム「レオナだけ先に飲んでるんだゾ!」
ヴィル「アンタって、本当に情緒のない男ね。」
私は苦笑いをするしかなかった。
グリム君は大はしゃぎしている。
グリム「おー!ここはいろんな屋台があるんだゾ!」
レオナ「ここは『レインツリー・マーケット』っていうバザーだ」
グリム「オレ様、もう我慢できない!早くなんか食わせろ!」
キファジ「何はともあれ、まずはドリンクを飲むのが良いかと」
ヴィル「そうね。夕焼けの草原の暑さを甘くみると大変なことになるってわかったもの。」
リリア「うむ。頻繁に水分を補給するべきじゃ。」
キファジ「私が皆様の分を屋台で買って来ましょう。何を飲まれますか?」
リリア「トマトジュースが飲みたいのう」
ロゼッタ「屋台で売っているのは見たことありませんね」
リリア「やはりそうか…ご当地トマトジュースを飲みたかったのじゃが。では代わりに、あの赤いジュースにするか」
キファジ「ハイビスカスジュースですね」
グリム「ハイビスカス!…って、なんだっけ?」
「夕焼けの草原で生育している紅い花のことよ。自生しているものもあるし、栽培もされているわ。」
その時、サラマンダーが出てきた
サラマンダー『物知り!』
「ふふっ。ありがとう」
監督生「いきなり出てくるとビックリしますね」
「ごめんなさいね。この子、おてんばだから。」
サラマンダー『僕も、見る―』
そういって、サラマンダーはレオナさんの肩に乗った。
「あっ…降りて、サラマンダー」
レオナ「俺の肩に乗れるのを光栄に思うことだな」
「いいんですか?」
レオナ「ああ」
監督生「(ロゼッタさんが関わると判断が甘くなるからなあ)」
キファジ「あのジュースには花のガクを使っていまガクを煮出して砂糖を入れているのです。」
ヴィル「珍しいジュースね。アタシは飲んだことがないわ。」
リリア「それならわしは飲んだことがある。随分と昔のことじゃ。どんな味だったか忘れてしもうたな。美味かったか、イマイチだったか…」
ヴィル「あら?それじゃあどうして選んだの?」
リリア「色が赤いからじゃ」
ヴィル「…アンタ、トマトジュースが好きなんじゃなくて、赤い飲み物が好きなだけなの?」
リリア「さーて。どうじゃろうな?」
ヴィル「アタシは何にしようかしら…色んな屋台で、白いジュースが売っているわね」
レオナ「あれはこの地域に自生しているバオバブの実のジュースだ。」
「昔、この実の汁をお受けの赤子に塗って誕生を祝った…という伝説があるんです。その由来から、夕焼けの草原の名物となりました。」
レオナ「真偽のほどは知らないが、まあ、味自体は悪くない」
「ビタミンやマグネシウム等が豊富に含まれていて、別名”飲む美容液”と言われています。」
ヴィル「そうなの?飲んでみようかしら。」
キファジ「私のお勧めは、ハイビスカスとバオバブのミックスジュースです。」
ヴィル「そんなのがあるの?」
キファジ「先ほどの、バオバブの実の汁を赤子の額に塗る伝説ですが…それは赤い汁だったといわれております。」
カリム「へ?でも実から作ったジュースは白いぞ?」
キファジ「ええ。実際、バオバブの実の汁は白いのです。長い時間をかけて伝承されていく中で脚色されていったのでしょうな。そのため段々と、赤いハイビスカスジュースをミックスしたものが売られるようになりました。」
レオナ「だから言ったろ?真偽のほどは知らないってな。」
ヴィル「なんだか急にありがたみが薄れてきたけど…美容効果には興味がある。アタシはそれにするわ」
リリア「わしもじゃ。由来のあるものを飲んだ方が観光に来た甲斐があるからのう。」
グリム「美味そうだから、オレ様もそれにする!」
レオナ「面倒だから、俺もソイツでいい」
カリム「オレは・・・ええっと・・・」
カリム君は毒のことを心配しているんだわ。
いつもはジャミル君が毒見をしているから…
レオナ「第二王子の俺が飲むもんだぞ。余計な心配はするな。」
キファジ「ええ。私もジャミル様に、安全面のことは聞いております。飲む前に検査しますのでご安心を。」
「何か変なものが入っていいたら、サラマンダーが気づくわ。」
サラマンダー『変なのわかる―』
ヴィル「国賓として招いているだけあって、配慮が行き届いているわね」
カリム「さんにんともありがとう!サラマンダーも!それじゃあみんなと同じものにするよ!」
グリム「ユウはどーすんだ?」
「みんなと同じミックスジュースにします」
グリム「だよな!にゃははっ、楽しみなんだゾ。」
レオナ「ロゼッタ。お前はどうする?」
「私もミックスジュースでお願いします」
キファジ「では、ミックスジュースを『僕ものむ!』8つですね」
「すみません、キファジさん」
キファジ「かまいませんよ。」
そういって、キファジさんはジュースを購入してくれた。
キファジ「お待たせしました、皆さま」
カリム「なあなあ。みんなで乾杯しようぜ!」
リリア「うむ、そうじゃな♪ついでに集合写真も撮らんか?」
ヴィル「アタシの写真は安くないわ…と言いたいところだけど、ちょうどルークに写真を送ってと言われていたの。いいわよ。それじゃあ…」
「「「乾杯!!!」」」
乾杯をし、写真を撮った後、レオナさんがジュースを飲む
グリム「レオナだけ先に飲んでるんだゾ!」
ヴィル「アンタって、本当に情緒のない男ね。」
私は苦笑いをするしかなかった。