夕焼けの草原のタマ―シュナ・ムイナ
レオナさんの一言で、ホテルにやってきた私達
レオナ「ここがお前たちの泊まるホテル、サンセット・ヴィラだ」
グリム「すげえ!とんでもなく豪華なんだゾ!!オレ様すっとここに住みた~い!」
レオナ「この国で1番の高級ホテルだからな」
ロゼッタ「ふふっ。ずっとは無理よ」
リリア「豪奢なところじゃのう。これなら病人もゆったりと養生できそうじゃ」
ヴィル「あ、キファジさんが戻ってきたわよ」
キファジ「早速ですがご報告を。ジャック様を用意していた部屋までお連れしました。専属の医者と看護するものも手配してあります。」
レオナ「ご苦労」
ロゼッタ「ありがとうございます。」
レオナ「さて・・・アイツを探さないとな」
ヴィル「アイツ?」
レオナさんが探している人はおそらくカリム君ね
カリム「あ!みんなもホテルに来たんだな。」
レオナ「ちょうどいい。お前を探していたところだ、カリム」
カリム「ん?どうかしたのか、レオナ?」
キファジ「…まさか!?」
レオナ「カリム、お前もキャッチ・ザ・テイルの大会に出場しろ。」
皆さんが驚く
カリム「え、オレが?みんなと一緒にってことか?」
レオナ「そうだ」
ロゼッタ「キャッチ・ザ・テイルは3人で1チーム。だけど、ジャック君が倒れてしまって人数が1人足らないの。」
カリム「ええっ!アイツ大丈夫なのか!?」
ロゼッタ「ええ。」
れおな「だが、このままじゃ、ヴィルとリリアも出場できない。どうあっても3人目の選手が必要だ」
リリア「ふむ・・・確かにそうじゃが…」
ヴィルさんとリリアさんは私とレオナさんの方に近づき、内緒話を始める
ヴィル「だからってカリムで大丈夫なの?」
レオナ「確かにカリムの運動能力は、ジャックと比べれば遥かに劣る。」
ロゼッタ「失格になるよりかは…ってことですね?」
レオナ「ああ」
レオナさんは楽しそうにしているカリム君、グリム君、ユウを見て言う
レオナ「この世界のことをろくに知らない監督生と、言うことを聞かないグリム、それにどこにいるか見当もつかないジャミルに比べたらカリムを選ぶ他、選択肢はない」
ジャミル君、私が連絡したら速攻でこのホテルにきそうだけれど…
レオナ「どうだカリム。”友達”がこんなに困ってるんだ‥‥やってくれるだろう?」
キファジ「いけません!!!」
そこにキファジさんの大声が響く
レオナ「ああ?」
キファジ「カリムさまは夕焼けの草原が国家として正式に招待した客人です。怪我の危険があるキャッチ・ザ・テイルに参加させるなど以ての外!大事な国賓に何かあったら、国家の信頼を揺るがす一大事に発展します。」
レオナ「ふん。相変わらず堅苦しい奴だな。キファジ。俺はな、ただロゼッタや学園の友達と故郷の祭りを楽しみたいだけなんだ。ヴィルもリリアもキャッチ・ザ・テイルに参加するのを楽しみにしている。監督生とグリムも、友達の活躍が見たくて、はるばる夕焼けの草原についてきた。不参加で学園にとんぼ返りさせちゃ可哀想だろ?」
ヴィル「まあ、お優しい言葉、涙が出てくるわ」
ロゼッタ「それに・・・・もし出場できなかった時、ジャック君は1人で責任を負ってしまうと思います」
レオナ「可愛い後輩にそんな辛い思いはさせたくないんだよ」
ヴィル「あら、今度はジャックの心配まで!」
リリア「レオナらしからぬ饒舌っぷりじゃな」
レオナ「どうする、カリム?」
カリム「勿論参加するぜ!みんなが困ってるなら助け合わないと。キャッチ・ザ・テイルも面白そうだしな。」
レオナ「よし決まりだ!」
キファジ「なりません!!!」
再びキファジさんの大声が響く
レオナ「おいおいキファジ。熱砂の国からの賓客、カリム様ご自身が出場したいって言ってるんだ。参加させてやるのが、夕焼けの草原・王族が見せるべき誠意ってもんじゃないのか。」
キファジ「くっ・・・弁が立つ…こういう才能をもっと他のことに活かしていただけませんかな。」
レオナ「大きなお世話だ。」
ロゼッタ「カリム君。このことは熱砂の国の人には内緒よ。特にジャミル君には。」
カリム「ん?なんでだ?」
彼は事がばれたときの重大さを理解していないみたい。
そこがカリム君らしいんだけれど
レオナ「これはジャックにとっては不名誉なことだ・・・他の奴らに知られたら可哀想だろ?」
カリム「あ、確かにそうだよな。わかった、誰にも言わない」
ヴィル「…ジャミルが知ったら、どんなことをしても絶対に止めるものね」
リリア「大会当日、試合に出ているカリムを見たらびっくりしすぎて気絶するかもしれんのう」
レオナ「さて、そうと決まればキャッチ・ザ・テイルの準備だ。」
ロゼッタ「皆さんが試合できる衣装をご用意しています。お部屋に行って着替えてきてください。」
レオナ「ここがお前たちの泊まるホテル、サンセット・ヴィラだ」
グリム「すげえ!とんでもなく豪華なんだゾ!!オレ様すっとここに住みた~い!」
レオナ「この国で1番の高級ホテルだからな」
ロゼッタ「ふふっ。ずっとは無理よ」
リリア「豪奢なところじゃのう。これなら病人もゆったりと養生できそうじゃ」
ヴィル「あ、キファジさんが戻ってきたわよ」
キファジ「早速ですがご報告を。ジャック様を用意していた部屋までお連れしました。専属の医者と看護するものも手配してあります。」
レオナ「ご苦労」
ロゼッタ「ありがとうございます。」
レオナ「さて・・・アイツを探さないとな」
ヴィル「アイツ?」
レオナさんが探している人はおそらくカリム君ね
カリム「あ!みんなもホテルに来たんだな。」
レオナ「ちょうどいい。お前を探していたところだ、カリム」
カリム「ん?どうかしたのか、レオナ?」
キファジ「…まさか!?」
レオナ「カリム、お前もキャッチ・ザ・テイルの大会に出場しろ。」
皆さんが驚く
カリム「え、オレが?みんなと一緒にってことか?」
レオナ「そうだ」
ロゼッタ「キャッチ・ザ・テイルは3人で1チーム。だけど、ジャック君が倒れてしまって人数が1人足らないの。」
カリム「ええっ!アイツ大丈夫なのか!?」
ロゼッタ「ええ。」
れおな「だが、このままじゃ、ヴィルとリリアも出場できない。どうあっても3人目の選手が必要だ」
リリア「ふむ・・・確かにそうじゃが…」
ヴィルさんとリリアさんは私とレオナさんの方に近づき、内緒話を始める
ヴィル「だからってカリムで大丈夫なの?」
レオナ「確かにカリムの運動能力は、ジャックと比べれば遥かに劣る。」
ロゼッタ「失格になるよりかは…ってことですね?」
レオナ「ああ」
レオナさんは楽しそうにしているカリム君、グリム君、ユウを見て言う
レオナ「この世界のことをろくに知らない監督生と、言うことを聞かないグリム、それにどこにいるか見当もつかないジャミルに比べたらカリムを選ぶ他、選択肢はない」
ジャミル君、私が連絡したら速攻でこのホテルにきそうだけれど…
レオナ「どうだカリム。”友達”がこんなに困ってるんだ‥‥やってくれるだろう?」
キファジ「いけません!!!」
そこにキファジさんの大声が響く
レオナ「ああ?」
キファジ「カリムさまは夕焼けの草原が国家として正式に招待した客人です。怪我の危険があるキャッチ・ザ・テイルに参加させるなど以ての外!大事な国賓に何かあったら、国家の信頼を揺るがす一大事に発展します。」
レオナ「ふん。相変わらず堅苦しい奴だな。キファジ。俺はな、ただロゼッタや学園の友達と故郷の祭りを楽しみたいだけなんだ。ヴィルもリリアもキャッチ・ザ・テイルに参加するのを楽しみにしている。監督生とグリムも、友達の活躍が見たくて、はるばる夕焼けの草原についてきた。不参加で学園にとんぼ返りさせちゃ可哀想だろ?」
ヴィル「まあ、お優しい言葉、涙が出てくるわ」
ロゼッタ「それに・・・・もし出場できなかった時、ジャック君は1人で責任を負ってしまうと思います」
レオナ「可愛い後輩にそんな辛い思いはさせたくないんだよ」
ヴィル「あら、今度はジャックの心配まで!」
リリア「レオナらしからぬ饒舌っぷりじゃな」
レオナ「どうする、カリム?」
カリム「勿論参加するぜ!みんなが困ってるなら助け合わないと。キャッチ・ザ・テイルも面白そうだしな。」
レオナ「よし決まりだ!」
キファジ「なりません!!!」
再びキファジさんの大声が響く
レオナ「おいおいキファジ。熱砂の国からの賓客、カリム様ご自身が出場したいって言ってるんだ。参加させてやるのが、夕焼けの草原・王族が見せるべき誠意ってもんじゃないのか。」
キファジ「くっ・・・弁が立つ…こういう才能をもっと他のことに活かしていただけませんかな。」
レオナ「大きなお世話だ。」
ロゼッタ「カリム君。このことは熱砂の国の人には内緒よ。特にジャミル君には。」
カリム「ん?なんでだ?」
彼は事がばれたときの重大さを理解していないみたい。
そこがカリム君らしいんだけれど
レオナ「これはジャックにとっては不名誉なことだ・・・他の奴らに知られたら可哀想だろ?」
カリム「あ、確かにそうだよな。わかった、誰にも言わない」
ヴィル「…ジャミルが知ったら、どんなことをしても絶対に止めるものね」
リリア「大会当日、試合に出ているカリムを見たらびっくりしすぎて気絶するかもしれんのう」
レオナ「さて、そうと決まればキャッチ・ザ・テイルの準備だ。」
ロゼッタ「皆さんが試合できる衣装をご用意しています。お部屋に行って着替えてきてください。」