夕焼けの草原のタマ―シュナ・ムイナ
ー週末
グリム「お。アレ、ヴィルじゃねーか。オーイ!」
ヴィル「おはよう、グリム、監督生。アンタたちも鏡の間に行くんでしょ?一緒に行きましょう。」
監督生「おはようございます!」
ヴィル「随分気合が入ってるわね。アンタって旅行が好きなの?アタシも旅行は嫌いじゃないわよ。…レオナにうまく転がされたってところだけは気に食わないけど。あら、ゴーストカメラを持っていくのね。」
グリム「ああ!向こうで食べる料理をたくさん撮るんだゾ!」
ヴィル「アタシたちがキャッチ・ザ・テイルで勝つところを撮りなさいよ」
監督生たちは鏡の間まで移動した
ジャック「おはようございます、ヴィル先輩!お、監督生とグリムも一緒だったのか」
ヴィル「おはよう、ジャック。早いわね」
ジャック「先輩方を待たせるわけにはいかないっすから」
リリア「おぉ、みんなもう着いておったのか。グッドモーニングじゃ!」
ヴィル「おはようリリア。…アンタ、なんで運動着なの?」
リリア「わしは強い日差しが苦手じゃからな。少しでも楽な服装を選んだまでじゃ。ほれ。日傘やうちわも用意しておるぞ」
ジャック「俺はきちんとした服装がいいかと思って制服を着て来ちまった。…失敗したかもな」
ヴィル「TPOとしては正解。王族であるレオナの里帰りについていくんだもの。」
リリア「わしは旅慣れておるからな。細心の注意を払ったまで。寮に残るマレウス達に、旅行中の緊急連絡先も残しておいたぞ。」
ヴィル「抜かりがないわね。」
リリア「くふふ。わしをだれだと思うておる。1人旅のプロじゃぞ?ナイトレイブンカレッジに入学する前はいつも1人であちこち行っておった。これぐらい慣れっこじゃ。ただし今回は、旅行中の写真をたくさん撮ると約束してきた。お主たちも協力してくれ。」
監督生「わかりました!」
リリア「うむ、助かる。お主のゴーストカメラでもしっかり撮るのじゃぞ。まもなく待ち合わせの時間になるが、レオナとロゼッタはまだなのか?」
ジャック「まだっす。朝、寮長部屋をノックしたときは返事があったんで、起きてるとは思うすんけど…」
グリム「ぐうたらレオナのことだし、また寝たに決まってんだゾ。ロゼッタはレオナ起こすのに今頃必死なんじゃねーか?」
ヴィル「アイツの都合で行く旅行だっていうのに…」
レオナ「ふわ~ぁ・・・」
ロゼッタ「おはようございます、皆さん」
ジャック「おはようございます、レオナ先輩!ロゼッタさん!」
レオナ「よう、お前ら。全員集まってるか?」
ジャック「っす!揃ってます!」
ヴィル「向こうについたら、すぐキャッチ・ザ・テイルの大会なの?」
ロゼッタ「いいえ。祭りは今日から開催されていますが、大会は明日行われます。」
レオナ「今日は実際の闘技場を使って、キャッチ・ザ・テイルの練習だ」
リリア「手ほどきを受ける時間はあるのじゃな。安心したぞ」
ヴィル「ちゃんとエレファントレガシーにも行けるんでしょうね」
レオナ「そう何度も確認しなくても、ちゃんと手配してある。さて、そろそろ行くか」
その時、背後から聞きなじみのある声がした
??「あれ?」
その声の主は何と・・・カリムだった
カリム「みんな、こんなところに集まって何してんだ?」
レオナ「カリム…何でお前が鏡の間に?」
リリア「奇遇じゃのう。おはよう、カリム」
カリム「おう!おはようリリア。みんなもおはよう!!」
ヴィル「鏡の間にいるってことはカリムもどこかに行くのかしら?」
ロゼッタ「(カリム君の行く場所ってもしかして…)」
カリム「ああ!夕焼けの草原に行くんだ!」
レオナ「何…!?」
ロゼッタ「(やっぱり)」
レオナをはじめとするみんなが驚く中、ロゼッタだけは冷静だった。
カリム「あ!レオナとロゼッタがいるってことは、みんなもタマ―シュナ・ムイナに行くのか?」
レオナ「も、ってことは…やっぱりそうか」
ヴィル「レオナ、アンタカリムも誘ってたの?」
レオナ「誘うわけないだろ。キャッチ・ザ・テイルは知恵と力がものをいうシビアな戦いだ。カリムみたいな温室育ちのお坊ちゃんが戦力になるとは到底思えない。」
リリア「カリムよ。お主は誰にタマ―シュナ・ムイナに誘われたんじゃ?
」
カリム「オレは夕焼けの草原の王室から招待されたんだよ」
ジャック「王室から?」
ロゼッタ「タマ―シュナ・ムイナには毎年、諸外国から国賓として多くの方が招待されるの。」
レオナ「熱砂の国の有力者のご子息様にも声が掛かったって所だろう」
ヴィル「アンタは知らなかったの?」
レオナ「帰省するってだけでも面倒くせえのに、客のリストまでいちいち見るもんか」
グリム「ん?そういや・・・今日はジャミルは一緒じゃねーのか?」
ロゼッタ「言われてみれば…ジャミル君もしかして先に夕焼けの草原に行っているの?」
カリム「ああ!一足先に夕焼けの草原に言ってるよ。熱砂の国から他のスタッフもたくさん行ってて、向こうの担当者と一緒に打合せするんだって。式典の内容確認とか、警備体制とか、みんないろいろやることがあるらしいぜ」
リリア「ほほう。カリムが祭りを見に行くだけでえらい大ごとになるんじゃのう」
ジャック「俺達はキャッチ・ザ・テイルっていう競技の大会に出場するんです」
カリム「へえー。たしかキャッチ・ザ・テイルって、タマ―シュナ・ムイナの最中にやる大会だよな。頑張れよ!オレ、客席から応援するぜ!」
ジャック「っす、よろしく頼みます!」
レオナ「無駄話はここまでだ。行くぞ…ロゼッタ、頼む」
ロゼッタ「はい。(闇の鏡よ。私たちを夕焼けの草原まで)」
グリム「お。アレ、ヴィルじゃねーか。オーイ!」
ヴィル「おはよう、グリム、監督生。アンタたちも鏡の間に行くんでしょ?一緒に行きましょう。」
監督生「おはようございます!」
ヴィル「随分気合が入ってるわね。アンタって旅行が好きなの?アタシも旅行は嫌いじゃないわよ。…レオナにうまく転がされたってところだけは気に食わないけど。あら、ゴーストカメラを持っていくのね。」
グリム「ああ!向こうで食べる料理をたくさん撮るんだゾ!」
ヴィル「アタシたちがキャッチ・ザ・テイルで勝つところを撮りなさいよ」
監督生たちは鏡の間まで移動した
ジャック「おはようございます、ヴィル先輩!お、監督生とグリムも一緒だったのか」
ヴィル「おはよう、ジャック。早いわね」
ジャック「先輩方を待たせるわけにはいかないっすから」
リリア「おぉ、みんなもう着いておったのか。グッドモーニングじゃ!」
ヴィル「おはようリリア。…アンタ、なんで運動着なの?」
リリア「わしは強い日差しが苦手じゃからな。少しでも楽な服装を選んだまでじゃ。ほれ。日傘やうちわも用意しておるぞ」
ジャック「俺はきちんとした服装がいいかと思って制服を着て来ちまった。…失敗したかもな」
ヴィル「TPOとしては正解。王族であるレオナの里帰りについていくんだもの。」
リリア「わしは旅慣れておるからな。細心の注意を払ったまで。寮に残るマレウス達に、旅行中の緊急連絡先も残しておいたぞ。」
ヴィル「抜かりがないわね。」
リリア「くふふ。わしをだれだと思うておる。1人旅のプロじゃぞ?ナイトレイブンカレッジに入学する前はいつも1人であちこち行っておった。これぐらい慣れっこじゃ。ただし今回は、旅行中の写真をたくさん撮ると約束してきた。お主たちも協力してくれ。」
監督生「わかりました!」
リリア「うむ、助かる。お主のゴーストカメラでもしっかり撮るのじゃぞ。まもなく待ち合わせの時間になるが、レオナとロゼッタはまだなのか?」
ジャック「まだっす。朝、寮長部屋をノックしたときは返事があったんで、起きてるとは思うすんけど…」
グリム「ぐうたらレオナのことだし、また寝たに決まってんだゾ。ロゼッタはレオナ起こすのに今頃必死なんじゃねーか?」
ヴィル「アイツの都合で行く旅行だっていうのに…」
レオナ「ふわ~ぁ・・・」
ロゼッタ「おはようございます、皆さん」
ジャック「おはようございます、レオナ先輩!ロゼッタさん!」
レオナ「よう、お前ら。全員集まってるか?」
ジャック「っす!揃ってます!」
ヴィル「向こうについたら、すぐキャッチ・ザ・テイルの大会なの?」
ロゼッタ「いいえ。祭りは今日から開催されていますが、大会は明日行われます。」
レオナ「今日は実際の闘技場を使って、キャッチ・ザ・テイルの練習だ」
リリア「手ほどきを受ける時間はあるのじゃな。安心したぞ」
ヴィル「ちゃんとエレファントレガシーにも行けるんでしょうね」
レオナ「そう何度も確認しなくても、ちゃんと手配してある。さて、そろそろ行くか」
その時、背後から聞きなじみのある声がした
??「あれ?」
その声の主は何と・・・カリムだった
カリム「みんな、こんなところに集まって何してんだ?」
レオナ「カリム…何でお前が鏡の間に?」
リリア「奇遇じゃのう。おはよう、カリム」
カリム「おう!おはようリリア。みんなもおはよう!!」
ヴィル「鏡の間にいるってことはカリムもどこかに行くのかしら?」
ロゼッタ「(カリム君の行く場所ってもしかして…)」
カリム「ああ!夕焼けの草原に行くんだ!」
レオナ「何…!?」
ロゼッタ「(やっぱり)」
レオナをはじめとするみんなが驚く中、ロゼッタだけは冷静だった。
カリム「あ!レオナとロゼッタがいるってことは、みんなもタマ―シュナ・ムイナに行くのか?」
レオナ「も、ってことは…やっぱりそうか」
ヴィル「レオナ、アンタカリムも誘ってたの?」
レオナ「誘うわけないだろ。キャッチ・ザ・テイルは知恵と力がものをいうシビアな戦いだ。カリムみたいな温室育ちのお坊ちゃんが戦力になるとは到底思えない。」
リリア「カリムよ。お主は誰にタマ―シュナ・ムイナに誘われたんじゃ?
」
カリム「オレは夕焼けの草原の王室から招待されたんだよ」
ジャック「王室から?」
ロゼッタ「タマ―シュナ・ムイナには毎年、諸外国から国賓として多くの方が招待されるの。」
レオナ「熱砂の国の有力者のご子息様にも声が掛かったって所だろう」
ヴィル「アンタは知らなかったの?」
レオナ「帰省するってだけでも面倒くせえのに、客のリストまでいちいち見るもんか」
グリム「ん?そういや・・・今日はジャミルは一緒じゃねーのか?」
ロゼッタ「言われてみれば…ジャミル君もしかして先に夕焼けの草原に行っているの?」
カリム「ああ!一足先に夕焼けの草原に言ってるよ。熱砂の国から他のスタッフもたくさん行ってて、向こうの担当者と一緒に打合せするんだって。式典の内容確認とか、警備体制とか、みんないろいろやることがあるらしいぜ」
リリア「ほほう。カリムが祭りを見に行くだけでえらい大ごとになるんじゃのう」
ジャック「俺達はキャッチ・ザ・テイルっていう競技の大会に出場するんです」
カリム「へえー。たしかキャッチ・ザ・テイルって、タマ―シュナ・ムイナの最中にやる大会だよな。頑張れよ!オレ、客席から応援するぜ!」
ジャック「っす、よろしく頼みます!」
レオナ「無駄話はここまでだ。行くぞ…ロゼッタ、頼む」
ロゼッタ「はい。(闇の鏡よ。私たちを夕焼けの草原まで)」