ゴーストマリッジ
強行突破に成功し、校舎内に入り込むロゼッタ達。
しかし、校舎内のありとあらゆるところからゴーストが現れ、道を塞いでいく。
グリム「はあっ、はあっ……」
エペル「あいつら、倒しても、倒してもわいてくる……!」
エース「おい、足を止めんな!早いとこ結婚式が開かれる大食堂に…」
「2人とも、頑張って…!」
リドル「危ない!」
エースとロゼッタを狙うゴーストに気づいたリドルは、一歩前に出て、魔法で弾き飛ばした。
2人はハッとした様子で振り返る。
エース「寮長!」
「リドル先輩!」
リドル「無事だね、2人とも!」
2人の安否を確認し、ホッとした顔を浮かべるリドル。
しかし次の瞬間には背後にいるゴーストたちを見た。
ゴースト【小癪な!】
ゴースト【姫様の結婚式を邪魔する不届き者め。今すぐひっ捕らえてやる!】
リドル「学園を不当に占拠しておきながら“邪魔”とはいい度胸がおありだね」
監督生「というか、普通に不法侵入ですからね、あなた方!」
リドルと監督生の言葉に一瞬ひるんだゴーストたち。
ゴースト【怯むでない! ゴーストの恐ろしさ、この男思い知らせてやろう!】
そう意気込んだゴーストはリドルを取り囲む。
四方八方をゴーストにより塞がれ、退路をたたれたリドル。
「リドル君!ランタン君、青火を…「構うな!」
ジャック・オー・ランタンにお願いしようとしたロゼッタだが、リドルの口から出たのは拒絶だった。
ゴーストに囲まれる中心、リドルは外にいるエースたちに声を張り上げる。
リドル「ボクのことは構わなくていい!
ここは引き受ける。キミ達は先に進んで、作戦を成功させるんだ」
エペル「えっ、でもたくさんのゴースト相手に1人なんて……」
リドル「こうなってしまったのも、元はといえばボクのせいだ。責任はとる」
そういうとリドルは手にしていたブーケを振るう。
赤い薔薇がヒラヒラと舞い、ゴーストたちを蹴散らしていく。
リドル「心配はしなくていい。このボクを、誰だと思いだい?」
なんてことないように、リドルはロゼッタ達に笑みを浮かべた。
「…リドルくん」
エース「……そーそー。ウチの寮長なら大丈夫に決まってるっつーの」
エペル「でも……」
監督生「………信じて、先に進もう」
言い淀むエペルを説得したロゼッタたちは進行方向に足を向ける。
監督生『リドル先輩!気を付けてください!!』
背後で戦う彼に声をかけ、5人と1匹は大食堂へ向かって駆けだした。
リドル「それでいい。
____……後でまた会おう」
それを見届けたのち、リドルはブーケを片手にゴーストたちに向かい合う。
しかし、中々の多勢に苦戦を強いられるリドル。
だが、彼の脳裏に思い出すのは、以前マレウスやロゼッタから受けた言葉だった。
リドル「…‥何を、諦めようとしている」
そっと、リドルは胸元に添えられた薔薇に触れる。
_マレウス『お前がこの薔薇の園の王であるなら。この薔薇のように…強く、気高くあれ』
リドル「……僕は、“女王”じゃない」
_『リドル君には気高くて美しい、真っ赤な薔薇がよく似合ってるわ』
リドル「諦めるなんて、許されない。
そんなの、許されるわけない……
__お分かりだね?リドル・ローズハート」
赤い薔薇のブーケから真っ赤な炎が湧き上がり、リドルの周りを焦がしていく。
リドル「このボクこそが____ハーツラビュルの、王だからだ!!!」
しかし、校舎内のありとあらゆるところからゴーストが現れ、道を塞いでいく。
グリム「はあっ、はあっ……」
エペル「あいつら、倒しても、倒してもわいてくる……!」
エース「おい、足を止めんな!早いとこ結婚式が開かれる大食堂に…」
「2人とも、頑張って…!」
リドル「危ない!」
エースとロゼッタを狙うゴーストに気づいたリドルは、一歩前に出て、魔法で弾き飛ばした。
2人はハッとした様子で振り返る。
エース「寮長!」
「リドル先輩!」
リドル「無事だね、2人とも!」
2人の安否を確認し、ホッとした顔を浮かべるリドル。
しかし次の瞬間には背後にいるゴーストたちを見た。
ゴースト【小癪な!】
ゴースト【姫様の結婚式を邪魔する不届き者め。今すぐひっ捕らえてやる!】
リドル「学園を不当に占拠しておきながら“邪魔”とはいい度胸がおありだね」
監督生「というか、普通に不法侵入ですからね、あなた方!」
リドルと監督生の言葉に一瞬ひるんだゴーストたち。
ゴースト【怯むでない! ゴーストの恐ろしさ、この男思い知らせてやろう!】
そう意気込んだゴーストはリドルを取り囲む。
四方八方をゴーストにより塞がれ、退路をたたれたリドル。
「リドル君!ランタン君、青火を…「構うな!」
ジャック・オー・ランタンにお願いしようとしたロゼッタだが、リドルの口から出たのは拒絶だった。
ゴーストに囲まれる中心、リドルは外にいるエースたちに声を張り上げる。
リドル「ボクのことは構わなくていい!
ここは引き受ける。キミ達は先に進んで、作戦を成功させるんだ」
エペル「えっ、でもたくさんのゴースト相手に1人なんて……」
リドル「こうなってしまったのも、元はといえばボクのせいだ。責任はとる」
そういうとリドルは手にしていたブーケを振るう。
赤い薔薇がヒラヒラと舞い、ゴーストたちを蹴散らしていく。
リドル「心配はしなくていい。このボクを、誰だと思いだい?」
なんてことないように、リドルはロゼッタ達に笑みを浮かべた。
「…リドルくん」
エース「……そーそー。ウチの寮長なら大丈夫に決まってるっつーの」
エペル「でも……」
監督生「………信じて、先に進もう」
言い淀むエペルを説得したロゼッタたちは進行方向に足を向ける。
監督生『リドル先輩!気を付けてください!!』
背後で戦う彼に声をかけ、5人と1匹は大食堂へ向かって駆けだした。
リドル「それでいい。
____……後でまた会おう」
それを見届けたのち、リドルはブーケを片手にゴーストたちに向かい合う。
しかし、中々の多勢に苦戦を強いられるリドル。
だが、彼の脳裏に思い出すのは、以前マレウスやロゼッタから受けた言葉だった。
リドル「…‥何を、諦めようとしている」
そっと、リドルは胸元に添えられた薔薇に触れる。
_マレウス『お前がこの薔薇の園の王であるなら。この薔薇のように…強く、気高くあれ』
リドル「……僕は、“女王”じゃない」
_『リドル君には気高くて美しい、真っ赤な薔薇がよく似合ってるわ』
リドル「諦めるなんて、許されない。
そんなの、許されるわけない……
__お分かりだね?リドル・ローズハート」
赤い薔薇のブーケから真っ赤な炎が湧き上がり、リドルの周りを焦がしていく。
リドル「このボクこそが____ハーツラビュルの、王だからだ!!!」