ゴーストマリッジ
ゴースト【いいだろう。お前のプロポーズ、見せてもらおうか】
上から目線でゴーストさんがそういうと、エース君はゴーストさんの前に立った。
エース「オレと結婚したら、毎日楽しく過ごせること間違いなし。
そりゃずっと一緒にいたら、たまには喧嘩するかもしれないけど……
そん時は必ずオレから謝るよ。
楽しい時も悲しい時も寄り添って、大切な人はいつだって笑顔にする。
オレこそが、姫様にふさわしい王子だ。
だから……他によそ見なんかすんなよ
__オレと結婚してください!」
相手の事も考えて、寄り添ってくれる優しい言葉。安心できる・・・
ゴースト【相手の幸せを考えているのが伝わってくる!
どうやら想いは本物のようだ。従者とは、失礼なことを言ってしまった】
エース君の熱いプロポーズにゴーストさんも認めてくれた様子。
エース君は「はー疲れた」とボヤキながら、此方に戻ってきた。
リドル「確かに。なかなかいいプロポーズじゃないか」
エース「ちょ、マジリアクション勘弁してもらえます?こんなんフリだから!」
リドル「そんなことを言って、本当は真剣に考えたんだろう?」
グリム「にゃははっ、エースがかっこつけてるんだゾ」
エース「るっせ!」
リドル「……先程のプロポーズの言葉、エースらしくていいと思うよ。
でも、残念だが、姫君に選ばれるのはこのボクだ。
…そればっかりは負けられないからね」
自身満々に此方を向いてそう言ったリドル君。
そしてゴーストさんの前に行く。
ゴースト【よぅし、次はお前だな。さあ、来るがいい!】
リドル「僕は、誠実さを誓いましょう。
どんなときも愛する人を疑わず、傷付けないと約束する。
伴侶のためなら、この身の限りなんでもします。
どうか……
___ボクをあなたの結婚相手に選んでもらえませんか」
ゴースト【や……やだ……頼り甲斐があって……俺までちょっとときめいちゃったぞ】
なんか乙女化してる、門番さんも。
でもそれくらい、頼りがいがある、強い言葉のプロポーズだ。
これはどんな女性も「はい」と言ってしまいそうになる。
エペル「本当だ。かっこいい……!」
エース「寮長もマジじゃないっすか」
リドル「……や、やめないかお前達」
監督生「かっこいいです!リドル先輩!」
リドル「…ド、ドキッとしたかい?」
監督生「はい!」
リドル「そ、そう…なら良かった」
ルーク「しかし、3人とも素晴らしいね。次は私の番だ」
ルークさんはいつもの笑顔のまま、ゴーストさんの前に立つ。
ゴースト【ここまででかなりハードルが上がっている。
生半可なプロポーズではもうときめけないぞ!】
何か、競技みたいになっちゃった…。
ルーク「__美しいキミよ。
私を永遠に、あなたの"愛の僕"にしてほしい。
何百年も孤独に苛まれたキミに、思いを込めた詩を捧げよう……」
プロポーズは詩の様だ。
ルーク「ああ!悲劇の姫よ!その冷えた頬を温めたい
いつも涙に暮れているんだね
しあわせも見えないほど 濡れてしまったその瞳
てのひらで優しく 覆ってあげよう
いまなら見えるはず そう これこそ真実の愛
るり色の目に 希望の輝きが灯らんことを」
エペル「……うわあ」
エース「なんか……聞いてるだけで恥ずかしいっつーか痒いっつーか……」
監督生「…あの人、本当に高校生なのかな」
リドル「……はっ!みんな!ルーク先輩の詩を、縦に読むんだ!」
エペル「えっ?縦?」
グリム「読めって言われたって、覚えてねーんだゾ」
リドル「それは惜しいことをしたね。さっきの詩を文章化したものが読めればいいのに!」
「…えっと、最初が「あ」で次が「い」…」
エース「よく覚えてますね、それ」
「詩自体は無理だけど…。
えっと次が「し」で、「て」、「い」、最後が…「る」かしら?」
エペル「ええっと……」
「これを全部つなげて……あら?」
リドル「お気付きかい?先程のルーク先輩の詩を頭文字だけ読むと……
"あいしている"になる!!!」
「「「「えぇえ!!?」」」
驚く私達を見て、ニコリと笑みを浮かべるルークさん。
ルーク「そう。よくわかったね、リドルくん」
リドル「ボクはクロスワードが得意なんです」
エース「これ、クロスワードと関係ある!?」
グリム「ポムフィオーレのヤツってみんな変わってるんだゾ……」
エペル「い、一緒にしないでけれ!」
ルーク「ん? まだ足りないかな?」
「え、いやそんな事は…」
ルーク「では次の詩を捧げよう!」
「あのルークさん!?」
なんか、スポットライトが見える…。
ルーク「いきをする間も惜しいほどだ
つきよのキミは 私の心をさらってしまった
もう戻れない あの時の……」
ゴースト【え、ええい!もういい! 熱意はよぉぉぉおおく伝わった!!
……お前達を、今までの覚悟のない求婚者とは違うと認めよう】
上から目線でゴーストさんがそういうと、エース君はゴーストさんの前に立った。
エース「オレと結婚したら、毎日楽しく過ごせること間違いなし。
そりゃずっと一緒にいたら、たまには喧嘩するかもしれないけど……
そん時は必ずオレから謝るよ。
楽しい時も悲しい時も寄り添って、大切な人はいつだって笑顔にする。
オレこそが、姫様にふさわしい王子だ。
だから……他によそ見なんかすんなよ
__オレと結婚してください!」
相手の事も考えて、寄り添ってくれる優しい言葉。安心できる・・・
ゴースト【相手の幸せを考えているのが伝わってくる!
どうやら想いは本物のようだ。従者とは、失礼なことを言ってしまった】
エース君の熱いプロポーズにゴーストさんも認めてくれた様子。
エース君は「はー疲れた」とボヤキながら、此方に戻ってきた。
リドル「確かに。なかなかいいプロポーズじゃないか」
エース「ちょ、マジリアクション勘弁してもらえます?こんなんフリだから!」
リドル「そんなことを言って、本当は真剣に考えたんだろう?」
グリム「にゃははっ、エースがかっこつけてるんだゾ」
エース「るっせ!」
リドル「……先程のプロポーズの言葉、エースらしくていいと思うよ。
でも、残念だが、姫君に選ばれるのはこのボクだ。
…そればっかりは負けられないからね」
自身満々に此方を向いてそう言ったリドル君。
そしてゴーストさんの前に行く。
ゴースト【よぅし、次はお前だな。さあ、来るがいい!】
リドル「僕は、誠実さを誓いましょう。
どんなときも愛する人を疑わず、傷付けないと約束する。
伴侶のためなら、この身の限りなんでもします。
どうか……
___ボクをあなたの結婚相手に選んでもらえませんか」
ゴースト【や……やだ……頼り甲斐があって……俺までちょっとときめいちゃったぞ】
なんか乙女化してる、門番さんも。
でもそれくらい、頼りがいがある、強い言葉のプロポーズだ。
これはどんな女性も「はい」と言ってしまいそうになる。
エペル「本当だ。かっこいい……!」
エース「寮長もマジじゃないっすか」
リドル「……や、やめないかお前達」
監督生「かっこいいです!リドル先輩!」
リドル「…ド、ドキッとしたかい?」
監督生「はい!」
リドル「そ、そう…なら良かった」
ルーク「しかし、3人とも素晴らしいね。次は私の番だ」
ルークさんはいつもの笑顔のまま、ゴーストさんの前に立つ。
ゴースト【ここまででかなりハードルが上がっている。
生半可なプロポーズではもうときめけないぞ!】
何か、競技みたいになっちゃった…。
ルーク「__美しいキミよ。
私を永遠に、あなたの"愛の僕"にしてほしい。
何百年も孤独に苛まれたキミに、思いを込めた詩を捧げよう……」
プロポーズは詩の様だ。
ルーク「ああ!悲劇の姫よ!その冷えた頬を温めたい
いつも涙に暮れているんだね
しあわせも見えないほど 濡れてしまったその瞳
てのひらで優しく 覆ってあげよう
いまなら見えるはず そう これこそ真実の愛
るり色の目に 希望の輝きが灯らんことを」
エペル「……うわあ」
エース「なんか……聞いてるだけで恥ずかしいっつーか痒いっつーか……」
監督生「…あの人、本当に高校生なのかな」
リドル「……はっ!みんな!ルーク先輩の詩を、縦に読むんだ!」
エペル「えっ?縦?」
グリム「読めって言われたって、覚えてねーんだゾ」
リドル「それは惜しいことをしたね。さっきの詩を文章化したものが読めればいいのに!」
「…えっと、最初が「あ」で次が「い」…」
エース「よく覚えてますね、それ」
「詩自体は無理だけど…。
えっと次が「し」で、「て」、「い」、最後が…「る」かしら?」
エペル「ええっと……」
「これを全部つなげて……あら?」
リドル「お気付きかい?先程のルーク先輩の詩を頭文字だけ読むと……
"あいしている"になる!!!」
「「「「えぇえ!!?」」」
驚く私達を見て、ニコリと笑みを浮かべるルークさん。
ルーク「そう。よくわかったね、リドルくん」
リドル「ボクはクロスワードが得意なんです」
エース「これ、クロスワードと関係ある!?」
グリム「ポムフィオーレのヤツってみんな変わってるんだゾ……」
エペル「い、一緒にしないでけれ!」
ルーク「ん? まだ足りないかな?」
「え、いやそんな事は…」
ルーク「では次の詩を捧げよう!」
「あのルークさん!?」
なんか、スポットライトが見える…。
ルーク「いきをする間も惜しいほどだ
つきよのキミは 私の心をさらってしまった
もう戻れない あの時の……」
ゴースト【え、ええい!もういい! 熱意はよぉぉぉおおく伝わった!!
……お前達を、今までの覚悟のない求婚者とは違うと認めよう】