ゴーストマリッジ
場所は食堂…だけど、いつもの感じではなかった
真っ白なクロスが引かれて、青い花があちこちに料理とともに置かれている。そして壁にはレースと一緒に髑髏のようなアクササリーが飾られていた
それぞれがその光景に感想を述べていると、鼻歌が聞こえてきた
花嫁:うふふ・・・うふふふふ・・・今日はなんて素敵な日なのかしら。こんなにいい気分は生きていたころ以来よ。だって、だって私、ついに
新郎と神父が座るであろう中央の席には…そのゴーストの花嫁さんと…
花嫁:ついに”理想の王子さま”を見つけたんだもの!
イデアさんが花婿の席に座っていた
イデア:誰か助けてえええええええええええええ!!
涙を浮かべて、叫ぶイデアさん。座るというよりもあれは、縛られているといった方が正しいのかも
イデア:突然ゴーストに取り囲まれて、縄でぐるぐるに縛り上げられ‥‥挙句強制結婚?学生結婚なんてする気ないよ!」
監督生「理想の王子に対する扱いが雑では?」
オルト「兄さん・・・あんなに縄でぐるぐる巻きにされて可哀想…」
?:ついに理想の殿方が…本当にようございましたねえ、イライザ姫様
「イライザ姫?」
クロウリー「おそらく花嫁の名前でしょうね」
?:理想の王子様と結婚をするのは幼少からの姫様の夢でございました。まさかその夢を命とともに奪われるとは…運命とはなんとむごいものか・・
なるほど、夢がかなえられなかったから、ゴーストに…
?:ああ…あの時、このばあやがもっと早く姫様のお部屋にたどり着いていれば、お逃がしできたというのに…
イライザ:もー、ばあやったら。また昔の話?過去のことでそんな落ち込まないでよ。もういいじゃない。悲しいことも、苦しいこともイデア様に会うために必要なことだったんだから
婆や:おお、姫様。なんとも健気でいらっしゃる
理想の王子様に会うために前向きにずっと婿を探し続けてきた姫様。
確かに健気でとても可愛らしい…と思う。
でも・・・
イデア:いやいやいや勝手に話し進めてますけど拙者に”お断りします”する権利は!?
?:ええい、うるさい奴め。姫様の花婿に選ばれたことを喜べ!
イデア:喜ぶ!?拒否権も与えられずにゴーストと結婚させられそうになっているんだが!!?!?
イデアさん、泣きながら叫んでいる。
合意じゃない結婚が行われていようとするんだから、当たり前よね
拒否権がないままやらされることの恐怖を私は知っている…
私は、ギュッと手を握り締めた。ユウも私と同じことを思っていたのか同時にこう言った
監督生・ロゼッタ「「無理矢理人間を花婿に迎えるなんて、健気でもなんでもない」」
「このお姫様を、好きにはなれないわ。」
監督生「私もです」
グリム「な、何か…子分とロゼッタがすげえ怒ってるんだゾ」
デュース「た、確かに‥凄い苛々しているな」
エペル「監督生さんは怒るのわかるけど、ロゼッタさんって、そんなに怒るタイプの人なの?」
エース「いや、むしろ怒らなさすぎて…そんだけ、この姫さんに苛々してんじゃねえの?」
?:お前にはわかるまい。あの天真爛漫な姫様と永遠に一緒にいられることが一体どれだけ幸せなことか…
「?」
イデアさんのそばににいたふっくらとしたゴーストの言葉に疑問を持つ。あの悲しそうな顔や言葉に違和感を感じる
イライザ:揉め事?チャビー、イデア様に意地悪したらだめよ!そのお方は私の旦那様になる方なんだから
チャビー:…はい。申し訳ございません
イライザ姫の言葉に肯定しつつ、寂しそうな顔を浮かべている…
もしかして…チャビーさんって‥‥
すると、バタッと食道の扉が開かれた。入ってきたのは、ばあやと呼ばれていたゴーストと同じ細身のゴーストだ
真っ白なクロスが引かれて、青い花があちこちに料理とともに置かれている。そして壁にはレースと一緒に髑髏のようなアクササリーが飾られていた
それぞれがその光景に感想を述べていると、鼻歌が聞こえてきた
花嫁:うふふ・・・うふふふふ・・・今日はなんて素敵な日なのかしら。こんなにいい気分は生きていたころ以来よ。だって、だって私、ついに
新郎と神父が座るであろう中央の席には…そのゴーストの花嫁さんと…
花嫁:ついに”理想の王子さま”を見つけたんだもの!
イデアさんが花婿の席に座っていた
イデア:誰か助けてえええええええええええええ!!
涙を浮かべて、叫ぶイデアさん。座るというよりもあれは、縛られているといった方が正しいのかも
イデア:突然ゴーストに取り囲まれて、縄でぐるぐるに縛り上げられ‥‥挙句強制結婚?学生結婚なんてする気ないよ!」
監督生「理想の王子に対する扱いが雑では?」
オルト「兄さん・・・あんなに縄でぐるぐる巻きにされて可哀想…」
?:ついに理想の殿方が…本当にようございましたねえ、イライザ姫様
「イライザ姫?」
クロウリー「おそらく花嫁の名前でしょうね」
?:理想の王子様と結婚をするのは幼少からの姫様の夢でございました。まさかその夢を命とともに奪われるとは…運命とはなんとむごいものか・・
なるほど、夢がかなえられなかったから、ゴーストに…
?:ああ…あの時、このばあやがもっと早く姫様のお部屋にたどり着いていれば、お逃がしできたというのに…
イライザ:もー、ばあやったら。また昔の話?過去のことでそんな落ち込まないでよ。もういいじゃない。悲しいことも、苦しいこともイデア様に会うために必要なことだったんだから
婆や:おお、姫様。なんとも健気でいらっしゃる
理想の王子様に会うために前向きにずっと婿を探し続けてきた姫様。
確かに健気でとても可愛らしい…と思う。
でも・・・
イデア:いやいやいや勝手に話し進めてますけど拙者に”お断りします”する権利は!?
?:ええい、うるさい奴め。姫様の花婿に選ばれたことを喜べ!
イデア:喜ぶ!?拒否権も与えられずにゴーストと結婚させられそうになっているんだが!!?!?
イデアさん、泣きながら叫んでいる。
合意じゃない結婚が行われていようとするんだから、当たり前よね
拒否権がないままやらされることの恐怖を私は知っている…
私は、ギュッと手を握り締めた。ユウも私と同じことを思っていたのか同時にこう言った
監督生・ロゼッタ「「無理矢理人間を花婿に迎えるなんて、健気でもなんでもない」」
「このお姫様を、好きにはなれないわ。」
監督生「私もです」
グリム「な、何か…子分とロゼッタがすげえ怒ってるんだゾ」
デュース「た、確かに‥凄い苛々しているな」
エペル「監督生さんは怒るのわかるけど、ロゼッタさんって、そんなに怒るタイプの人なの?」
エース「いや、むしろ怒らなさすぎて…そんだけ、この姫さんに苛々してんじゃねえの?」
?:お前にはわかるまい。あの天真爛漫な姫様と永遠に一緒にいられることが一体どれだけ幸せなことか…
「?」
イデアさんのそばににいたふっくらとしたゴーストの言葉に疑問を持つ。あの悲しそうな顔や言葉に違和感を感じる
イライザ:揉め事?チャビー、イデア様に意地悪したらだめよ!そのお方は私の旦那様になる方なんだから
チャビー:…はい。申し訳ございません
イライザ姫の言葉に肯定しつつ、寂しそうな顔を浮かべている…
もしかして…チャビーさんって‥‥
すると、バタッと食道の扉が開かれた。入ってきたのは、ばあやと呼ばれていたゴーストと同じ細身のゴーストだ