ゴーストマリッジ

クロウリー「この作戦を成功させられそうなのは…そうだ!ロゼッタ、監督生さん。今から私が名前を言う生徒をココに集めてください。(小声 ロゼッタには何とか説得してもらわねば…」

「お義父様?何か言いました?」

クロウリー「いいえ。」

数分後、購買の外にはいなかった皆さんも全員集まった。

トレイさんにジャック君、ジェイド君・フロイド君。購買内にいたレオナさんとヴィルさん、セベク君・・この7人。

この7人で何をするのだろう?

クロウリー「このメンバーで、花嫁のゴーストに求婚してもらいます」

ジャック「きゅ・・!?どういうことだよ!!」

その発言にリドル君が寮長である僕も行くと自ら名乗り出た

でも・・・

身長が足りないそうで、今回は断念することになった。レオナさんはさっきから不機嫌だ。宥めようとも思ったが、お義父様にとめられた。

身長が条件なら、マレウスさんも入るのではとヴィルさんが質問をする。

リリア「確かにマレウスは名実ともに真の王子。あやつならプロポーズを成功させるじゃろう…だが、嘘であったとしても、茨の谷次期王をどこぞのゴーストなどの求婚させるわけにはいかぬ。求婚したという事実だけで国際問題になりかねん」

監督生「レオナ先輩はいいんですか?」

クロウリー「ぎくっ」

レオナ「おい、クロウリー。俺とロゼッタの関係を忘れたとは言わせねえぜ」

クロウリー「そ、それは…」

お義父様が目で助けてと訴えている。

「私が言ったんです」

レオナ「あ?」

「レオナさんが求婚するところを見たい、と。あの花嫁にあなたの視線が奪われるのは嫌ですが、レオナさんなら必ず成功させてくださいますよね?私…このままじゃ・・怖いです」

最後はユウ直伝必殺 ”上目遣い&涙目“

監督生「(レオナ先輩が悶えてる…効果抜群だ!このまま、落としちゃえ、ロゼッタさん!!)」

レオナ「…マレウスなんざ必要ねえ。この俺がやってやるさ。だから、安心しろ、ロゼッタ」

ヴィル「ほかの奴には無理でも、アタシは成功させて見せる」

クロウリー「うんうん。寮長が2人もやる気になってくれて何よりです」

プロポーズが無事に成功しますように…私はただそう願うしかなかった
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