スケアリー・モンスターズ

レオナさんが会場を出ていってしまったので、慌てて追いかける

「レオナさん!!待ってください!」

レオナさんは、私のその言葉で止まった。

レオナ「ついてこなくてもよかったんだぞ。」

レオナさんはわかっていない・・私がどんな時、一番楽しいのかってこと

「レオナさん・・」

レオナ「ん?」

「私が一番楽しいと思うのは、あなたと一緒にいるときなんですよ?」

レオナ「っつ(こんなん、反則だ・・)そうかよ//」

「だから、あなたと一緒にいます」

レオナ「そういやァ・・・まだ聞いてなかったなァ」

「何をです?」

レオナ「トリックオアトリート」

「!?」

まさか、レオナさんがその合言葉を言うなんて‥‥

「え・・えっと」

レオナ「もう遅い・・chu」

「!?・・・・///」

レオナさんは私に甘い口づけをした

レオナ「ごちそーさん」

そのとき電話がかかってきた・・ユウから・・・・何かあったのかしら?

「す、すみません・・電話が」

一言断りを入れてから電話に出る。レオナさんは不満そうな顔をしている

「もしもし、ユウ?」

レオナ「草食動物からか?」

「ええ」

グリム『ロゼッタ、オレ様達と一緒に写真を撮るんだゾ!』

ユウからだと思っていたが、グリム君が話をし始めた。

「写真?」

監督生『すみません、私が電話をしようとしたらグリムが勝手に…。ゴーストたちが、私やヴィル先輩たちと写真を撮りたいって言ってるんです。無理にとは言えませんが…』

行ってもいいのか、レオナさんにアイコンタクトをとる。レオナさんの返事はOKだった。

「行くわ。どこら辺にいるのかしら?」

監督生『パーティー会場にいます。』

「わかったわ。すぐに行くから」

電話を切った私はユウのところへ行こうとすると、レオナさんが私を引き留めてこう言った。

レオナ「早めに帰ってこい」

「わかりました」

会場に向かって、ゴーストさんたちと記念写真を撮る。そのあとすぐに、レオナさんの元へ戻った

「レオナさん!」

レオナさんのもとへ向かうと、レオナさんは私のことをぎゅっと抱きしめた

「レオナさん?」

レオナ「楽しかったか?」

「はい。とっても」

レオナ「ロゼッタ、ハッピーハロウィン」

「ハッピーハロウィン、レオナさん」

後日、ロゼッタはレオナにカボチャを使用したお菓子をプレゼントした。

普段なら、たとえお菓子に混ざっていたとしても野菜を食べなかったレオナが何と完食をした。

いつもレオナのお世話をしているラギーは少し涙声になりながら、「ありがとうッス~ロゼッタちゃん」と感謝したそうだ。

レオナ(うまかった・・・また頼むか)

ラギー(肉しか食わなかったレオナさんが野菜を…食ったッス!!)

ジャック(ラギー先輩、スゲー喜んでるなあ)

ロゼッタ(喜んでくれてよかった)
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