スケアリー・モンスターズ
「いやあ、それが……なんとかお引き取り願おうと説得したんッスけどアイツら全然話が通じなくって。それどころか、コロシアムの隅っこで寝てたレオナさんを見つけて……『彫刻みたいに綺麗!これ大道芸スタチューってやつ?』『百獣の王、かっけぇ!』……って、レオナさんの写真をパシャパシャ撮り始めたんッス。レオナさんも、最初は無視してたんですけど……それにロゼッタちゃんのことを聞いたら歯止めが利かなくなって・・・」
「アイツらしつこすぎだ!俺がなにを言っても聞きやしねえ。それどころか、耳や尻尾にベタベタ触ってきやがって……それにロゼッタを読んで来いって言いやがる・・・・俺は忠告したぜ?『次に俺の写真を撮ったら生まれてきたことを後悔させてやる』ってな。それを無視するってことは…………どんな目に遭う覚悟もできてるってことだよなァ!?」
怒号を上げたレオナの言葉に、他の寮生も賛同するように声を上げた。
「そうだ!手を出すほうが悪い!寮長やっちまってください!」
「次にあんな奴らが来たら噛みちぎっちゃえ!」
「みんなだめですって!そんなことしたら………………将来的に響くじゃないッスか!」
しかも、ストッパー側であるはずのラギーすらも賛同した。
「ウチはせっかくの名門校なのに、自分たちの代で事件なんて起こったら、進路の選択肢が狭まるッス。そういうのは公衆の面前じゃなく、バレないようにやってちゃんと揉み消してください!」
「・・・・・・・・・・・」
ロゼッタは静かに怒った。その空気を寮生たちは悟った。
「私の注意が聞こえなかったようです。可笑しいですね、獣人族は耳がいいはずなのに。聞こえないなんて…それにバレないようにもみ消すですって?
明らかに問題が発生した場合、まずは報告することが重要なのでは?事件になる前に一言いうべきですよね?だってあなた達は生徒なんですもの…
血気盛んなのも結構ですが、大人の対応ができなくては困ります。」
今までの怒りよりもさらに空気が重くなっている。寮生全員が、本能的にヤバイ…そう思った。これにはジャックも耳と尻尾が下がってしまった。
バルガスに至っては、教師よりも教師らしい…と感心してしまっている
レオナ「・・ロゼッタ…悪k『今は、謝罪なんていりませんよ…運営委員以外 全員、正座しなさい・・』
その言葉に全員が正座する。レオナも言うことを聞いていた。
「キングスカラーもブッチも全員まったく信用できん……頼りになるのは、運営委員だけだ。いいか。マジカメモンスターと寮生が揉めないようよく気を付けろ!」
「う、うす!頑張りますはあ……大変なことになっちまった(ロゼッタさんて怒ると相当怖いな)」
コロシアムの観客席でそれを見ていたカラスは、静かに羽ばたきながら魔法薬学室へと向かった。
ロゼッタの説教はあれから30分続いた。
「アイツらしつこすぎだ!俺がなにを言っても聞きやしねえ。それどころか、耳や尻尾にベタベタ触ってきやがって……それにロゼッタを読んで来いって言いやがる・・・・俺は忠告したぜ?『次に俺の写真を撮ったら生まれてきたことを後悔させてやる』ってな。それを無視するってことは…………どんな目に遭う覚悟もできてるってことだよなァ!?」
怒号を上げたレオナの言葉に、他の寮生も賛同するように声を上げた。
「そうだ!手を出すほうが悪い!寮長やっちまってください!」
「次にあんな奴らが来たら噛みちぎっちゃえ!」
「みんなだめですって!そんなことしたら………………将来的に響くじゃないッスか!」
しかも、ストッパー側であるはずのラギーすらも賛同した。
「ウチはせっかくの名門校なのに、自分たちの代で事件なんて起こったら、進路の選択肢が狭まるッス。そういうのは公衆の面前じゃなく、バレないようにやってちゃんと揉み消してください!」
「・・・・・・・・・・・」
ロゼッタは静かに怒った。その空気を寮生たちは悟った。
「私の注意が聞こえなかったようです。可笑しいですね、獣人族は耳がいいはずなのに。聞こえないなんて…それにバレないようにもみ消すですって?
明らかに問題が発生した場合、まずは報告することが重要なのでは?事件になる前に一言いうべきですよね?だってあなた達は生徒なんですもの…
血気盛んなのも結構ですが、大人の対応ができなくては困ります。」
今までの怒りよりもさらに空気が重くなっている。寮生全員が、本能的にヤバイ…そう思った。これにはジャックも耳と尻尾が下がってしまった。
バルガスに至っては、教師よりも教師らしい…と感心してしまっている
レオナ「・・ロゼッタ…悪k『今は、謝罪なんていりませんよ…運営委員以外 全員、正座しなさい・・』
その言葉に全員が正座する。レオナも言うことを聞いていた。
「キングスカラーもブッチも全員まったく信用できん……頼りになるのは、運営委員だけだ。いいか。マジカメモンスターと寮生が揉めないようよく気を付けろ!」
「う、うす!頑張りますはあ……大変なことになっちまった(ロゼッタさんて怒ると相当怖いな)」
コロシアムの観客席でそれを見ていたカラスは、静かに羽ばたきながら魔法薬学室へと向かった。
ロゼッタの説教はあれから30分続いた。