王子様と秘密のお嬢様 番外編

エース「俺やっぱついてるわ~」

グリム「俺様のおかげなんだゾ!子分感謝するんだゾ」

「そうだね‥」

皆さんこんにちは。監督生です。ロゼッタさんが授業をするということで、思った以上の希望者が出たらしく、当日抽選となりました。1年生で選ばれたのは、私とグリム・エース・ジャックだった。2年生で知ってい方は、リドル先輩・ラギー先輩・カリム先輩・ジャミル先輩・アズール先輩・ジェイド先輩・フロイド先輩・シルバー先輩だ。3年生で知ってる方は、トレイ先輩・ケー君先輩・ヴィル先輩・リリア先輩、そしてロゼッタさんの婚約者であるレオナさんだ。

外れてしまった人は悔しそうだったなあ、と考えていると、ロゼッタさんがやってきた。

ロゼッタ「皆さん、こんにちは。皆さんの心に届くような話ができたらいいな、と思っています。よろしくお願いします。」

ロゼッタさんが挨拶すると、拍手が起こった。学園長が生徒以上に興奮しているのは見なかったことにしよう・・・

ロゼッタ「授業を始める前に、皆さんは精霊についてどのような印象を持ってますか?今から用紙を配るので自由に回答してください」

ロゼッタさん本物の教師みたいだ…
ここにいる全員がのめり込むように授業を聞いている。授業中いつも寝てしまうグリムでさえも今日は起きている。ロゼッタさん凄いな…

ロゼッタ「それでは、今書いた意見を発表してもらいます。発表したい方はいますか?」

グリム「はーい!!オレ様発表したいんだゾ!!」

ロゼッタ「それじゃあ、グリム君。精霊についてどう思っているか聞かせて?」

グリムをはじめとする何人かに意見を聞いた。それを踏まえてロゼッタさんは…

ロゼッタ「私は教師ではないので、皆さんの意見を否定しません。どれも素晴らしいものでした。さて、精霊を呼び出して授業を始めましょう―」

授業の時間はあっという間に終わった

ロゼッタ「授業の感想をレポート用紙に書いて提出した方は、出席とし、特別単位が認定されます。提出忘れがないように気を付けてくださいね。それでは授業を終わります。」
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ロゼッタSide

あー、緊張した。うまく喋れてたかな?

メリッサ『個々の学生をうまくまとめてたじゃない!あのカラスよりもできてるわよ』

『そうかな?』

今日の授業を見に来てくださった先生方全員に褒められました。特にお義父様は、べた褒めでした。

サバナクローの寮に帰ろうと思っていたら、レオナさんが迎えに来てくれた

レオナ「ご苦労さん」

「レオナさん!」

レオナさんの方に行くと、ぎゅっと抱きしめられた

レオナ「頑張ったじゃねえか。」

「はい。ですが、ここは皆さんが見てい『いいじゃねえか、見せつけてやろうぜ』

私の話を遮って言うレオナさん。たまにはいいかなと思ってしまう私も恋人には甘いみたいだ。

授業が成功した嬉しさを噛みしめながら、そのぬくもりに触れ続けた。
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