終わりの始まり
レオナSide
ロゼッタは3日間眠ったままだ。このまま目が覚めねぇんじゃねぇかと思っていたとき、ロゼッタの声が聞こえた。
ロゼッタ「…んん・・・」
グ「ロゼッタ!!起きたんだゾ!!」
クロウリー「目が覚めて本当に良かった。貴方3日間も眠っていたのですよ。」
ロゼッタ「皆さんには迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。」
迷惑なんてかけてねえ。お前が謝る必要がどこにあるんだよ。
監「本当に目が覚めてよかった。私、他の人にロゼッタさんが目を覚ましたって言ってきますね。」
ロゼッタ「私の名前はエリーゼですよ。ロゼッタではありません。」
全てこの件は片付いたことを知らないロゼッタは自分の正体を隠そうとしている。
クロウリー「エリーゼ、いいえ、ロゼッタ。あなたはもう自分の正体を隠す必要はありませんよ。あなたが眠っている間にすべて終わりました。あなたの今の姿を見てみなさい。」
ロゼッタ「ほ、本当に‥」
クロウリー「目が覚めたばかりで混乱しているでしょう。あなたが眠っている間に起こったことは後日話してあげますから、休みなさい。」
クロウリーがいなくなってから、すぐ、ロゼッタは俺に対して謝った。
ロゼッタ「レオナさん、名前を偽ってあなたに接してしまってごめんなさい。」
お前が悪いんじゃねえだろ。俺はお前のことを何もわかってやれてなかった。謝るのは俺の方だ。ロゼッタを優しく抱きしめると俺はロゼッタに謝った。
「お前の苦しみをわかってやれなくて、悪かった。」
アイツに対する気持ちが溢れてくる。
「お前がこのまま起きてくれねぇんじゃねぇかと思ったら、怖かった。」
俺はお前のことが…
「お前に初めて会った時からずっと、お前のことを愛してる。ロゼッタ。」
ロゼッタ「私は、あなたには・・」
恐らくだが釣り合わないと言いてぇんだろう。だが、俺はそんなことが聞きたいわけじゃねぇ。俺が聞きてぇのは…
「お前の本当の気持ちを聞かせてくれ。」
ロゼッタ「私は、この学園でレオナさんに初めて会ったとき、胸が高鳴りました。この気持ちの正体を私は知っていた。けれど、私は身分を捨てた身。ですから、私はこの気持ちを知らぬふりをしたまま、過ごしてきたんです。」
アイツの話に耳を傾ける。
ロゼッタ「でも、あなたのやさしさ、ぬくもりに触れるたび、その気持ちはどんどん高まっていく…もうこれ以上は隠せません‥‥あなたのことを‥‥お慕いしています」
最後の方は涙を浮かべながら、話した。ロゼッタ。やっと、お前の気持ちがわかった。俺はその涙を拭うとキスをした。
「もう、何を言っても、離してやらねえから、覚悟しろよ。仔猫ちゃん。」
ロゼッタ「はい。」
ロゼッタが返事をした瞬間。保健室のドアが開く。草食動物が呼んできた野郎どもが来たんだろう。ロゼッタは恥ずかしさのあまり俺から離れようとするが、俺は尻尾を巻き付けて、逃げられねぇようにした。
デュ「目が覚めて本当に良かったです。ローズハート寮長も心配していました。」
エ「ってか、ロゼッタさんが貴族だって学園長に聞かされた時は衝撃だったよね。今からでも敬語使うべき?」
ジャック「俺は、レオナ先輩とロゼッタさんが婚約者だってことにも驚きました。」
ラ「レオナさんってばロゼッタちゃんが眠っている間ほぼ付きっきりだったんスよ。しかもちゃんと授業に出るし。普段からそうしてほしいッスねぇ。」
「ガルル・・ラギー、お前、後で覚えてろ。」
ラギーのヤツ、余計なことを言うんじゃねぇ。
ラ「ロゼッタちゃんの顔も見れたし、キミ達、レオナさんの邪魔にならないように帰るッスよ~。」
グ「ふな゛っ。もっとロゼッタと話したいんだぞ~」
また保健室は二人きりになった。
「やっと騒がしいのがいなくなった。」
ロゼッタ「ずっと私のそばにいたって本当ですか?」
「あァ、そうだ。お前の目が覚めた所を2番目に見るのは嫌だったんでね。」
ロゼッタ「だからかもしれません。」
だからかもしれない?どういうことだよ。
「何がだ?」
ロゼッタ「暗闇の世界にいたとき、お父様とお母様に会ったんです。二人のところに行きたいって思ったんですけど、そのときレオナさんが『早く目を覚ましてくれ。』って言ってくれて、目を覚ますことができたんです。」
「お父さんとお母さんにはなんか言われたのか?」
ロゼッタ「幸せになってから、またここに来なさいって言われちゃいました。」
幸せに…か
「俺がぜってぇ幸せにしてやるよ。」
俺はアイツにまたキスをした。
ロゼッタ「私のことを幸せにしてくれなかったら怒りますよ。」
「これでもかってくらいやってやるさ。」
他愛もない話をしていたらすっかり夜が更けた。さっきからアイツは眠たそうにしてやがる。
「眠いのか?」
ロゼッタ「あなたともっと話していたい。だから、起きてます。」
可愛らしいこと言いやがる。だが・・・
「これから話す機会はたくさんあるんだ。もう、夜遅い、寝ろ。」
頭をなでると、余計眠たくなったのか目が細くなった。
ロゼッタ「おやすみなさい。レオナさん。」
「おやすみ。ロゼッタ。」
寝たみてぇだな。
「俺のお姫さん、いい夢を。」
ロゼッタの髪の毛にそっとキスを落とす。俺は満足して、ロゼッタを抱きしめると、寝た。
ロゼッタは3日間眠ったままだ。このまま目が覚めねぇんじゃねぇかと思っていたとき、ロゼッタの声が聞こえた。
ロゼッタ「…んん・・・」
グ「ロゼッタ!!起きたんだゾ!!」
クロウリー「目が覚めて本当に良かった。貴方3日間も眠っていたのですよ。」
ロゼッタ「皆さんには迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。」
迷惑なんてかけてねえ。お前が謝る必要がどこにあるんだよ。
監「本当に目が覚めてよかった。私、他の人にロゼッタさんが目を覚ましたって言ってきますね。」
ロゼッタ「私の名前はエリーゼですよ。ロゼッタではありません。」
全てこの件は片付いたことを知らないロゼッタは自分の正体を隠そうとしている。
クロウリー「エリーゼ、いいえ、ロゼッタ。あなたはもう自分の正体を隠す必要はありませんよ。あなたが眠っている間にすべて終わりました。あなたの今の姿を見てみなさい。」
ロゼッタ「ほ、本当に‥」
クロウリー「目が覚めたばかりで混乱しているでしょう。あなたが眠っている間に起こったことは後日話してあげますから、休みなさい。」
クロウリーがいなくなってから、すぐ、ロゼッタは俺に対して謝った。
ロゼッタ「レオナさん、名前を偽ってあなたに接してしまってごめんなさい。」
お前が悪いんじゃねえだろ。俺はお前のことを何もわかってやれてなかった。謝るのは俺の方だ。ロゼッタを優しく抱きしめると俺はロゼッタに謝った。
「お前の苦しみをわかってやれなくて、悪かった。」
アイツに対する気持ちが溢れてくる。
「お前がこのまま起きてくれねぇんじゃねぇかと思ったら、怖かった。」
俺はお前のことが…
「お前に初めて会った時からずっと、お前のことを愛してる。ロゼッタ。」
ロゼッタ「私は、あなたには・・」
恐らくだが釣り合わないと言いてぇんだろう。だが、俺はそんなことが聞きたいわけじゃねぇ。俺が聞きてぇのは…
「お前の本当の気持ちを聞かせてくれ。」
ロゼッタ「私は、この学園でレオナさんに初めて会ったとき、胸が高鳴りました。この気持ちの正体を私は知っていた。けれど、私は身分を捨てた身。ですから、私はこの気持ちを知らぬふりをしたまま、過ごしてきたんです。」
アイツの話に耳を傾ける。
ロゼッタ「でも、あなたのやさしさ、ぬくもりに触れるたび、その気持ちはどんどん高まっていく…もうこれ以上は隠せません‥‥あなたのことを‥‥お慕いしています」
最後の方は涙を浮かべながら、話した。ロゼッタ。やっと、お前の気持ちがわかった。俺はその涙を拭うとキスをした。
「もう、何を言っても、離してやらねえから、覚悟しろよ。仔猫ちゃん。」
ロゼッタ「はい。」
ロゼッタが返事をした瞬間。保健室のドアが開く。草食動物が呼んできた野郎どもが来たんだろう。ロゼッタは恥ずかしさのあまり俺から離れようとするが、俺は尻尾を巻き付けて、逃げられねぇようにした。
デュ「目が覚めて本当に良かったです。ローズハート寮長も心配していました。」
エ「ってか、ロゼッタさんが貴族だって学園長に聞かされた時は衝撃だったよね。今からでも敬語使うべき?」
ジャック「俺は、レオナ先輩とロゼッタさんが婚約者だってことにも驚きました。」
ラ「レオナさんってばロゼッタちゃんが眠っている間ほぼ付きっきりだったんスよ。しかもちゃんと授業に出るし。普段からそうしてほしいッスねぇ。」
「ガルル・・ラギー、お前、後で覚えてろ。」
ラギーのヤツ、余計なことを言うんじゃねぇ。
ラ「ロゼッタちゃんの顔も見れたし、キミ達、レオナさんの邪魔にならないように帰るッスよ~。」
グ「ふな゛っ。もっとロゼッタと話したいんだぞ~」
また保健室は二人きりになった。
「やっと騒がしいのがいなくなった。」
ロゼッタ「ずっと私のそばにいたって本当ですか?」
「あァ、そうだ。お前の目が覚めた所を2番目に見るのは嫌だったんでね。」
ロゼッタ「だからかもしれません。」
だからかもしれない?どういうことだよ。
「何がだ?」
ロゼッタ「暗闇の世界にいたとき、お父様とお母様に会ったんです。二人のところに行きたいって思ったんですけど、そのときレオナさんが『早く目を覚ましてくれ。』って言ってくれて、目を覚ますことができたんです。」
「お父さんとお母さんにはなんか言われたのか?」
ロゼッタ「幸せになってから、またここに来なさいって言われちゃいました。」
幸せに…か
「俺がぜってぇ幸せにしてやるよ。」
俺はアイツにまたキスをした。
ロゼッタ「私のことを幸せにしてくれなかったら怒りますよ。」
「これでもかってくらいやってやるさ。」
他愛もない話をしていたらすっかり夜が更けた。さっきからアイツは眠たそうにしてやがる。
「眠いのか?」
ロゼッタ「あなたともっと話していたい。だから、起きてます。」
可愛らしいこと言いやがる。だが・・・
「これから話す機会はたくさんあるんだ。もう、夜遅い、寝ろ。」
頭をなでると、余計眠たくなったのか目が細くなった。
ロゼッタ「おやすみなさい。レオナさん。」
「おやすみ。ロゼッタ。」
寝たみてぇだな。
「俺のお姫さん、いい夢を。」
ロゼッタの髪の毛にそっとキスを落とす。俺は満足して、ロゼッタを抱きしめると、寝た。