プロローグ
5年後、熱砂の国にとある国の王がやってきます。その国とは、“夕焼けの草原”でした。国王様とお妃さま、そして第一王子であるファレナ様と第二王子であるレオナ様ご一行が訪れるということでしたので、熱砂の国では、急ピッチで準備が進められていました。従者たちはもちろん、貴族たちはその準備で大忙し。ルシファー家もシャーティー家も王族の人たち補歓迎する宴の準備に追われていました。
ヘドラSide
これは、またとないチャンスだ。幸いにも、まだレオナ様には許嫁がいない。アリアドネを許嫁にして、もっといい地位についてやる。そして、あの憎きシャーティー家に復讐するのだ。今に見ていろ。
ロゼッタ父Side
ロゼッタ母「国王様に久しぶりに、お会いできるわね。久しぶりにお会いするのはうれしいですか。」
「ああ。うれしいに決まっているとも。」
ロゼッタ母「そういえば、第2王子様のレオナ様は、今年で10歳になられますわね。ロゼッタのお婿様にピッタリじゃありませんこと。」
「そうかもしれないが…嫁ぎ先を決めるのは早すぎるんじゃないか。」
ロゼッタ母「まあ。あなたったら。ロゼッタをお嫁に出さないおつもりですか。」
レオナSide
国王「レオナ、よく聞きなさい。お前も王位継承権第2位とはいえ、高いくらいの家柄の娘を嫁がせたいと私は考えている。毎回お前は、断っているが、今回ばかりはそうはいかないぞ。次に行く熱砂の国には、良い家柄の娘さんが大勢いるだろうから、必ずその中から許嫁にする子を決めるからな。」
ファレナ「おまえにも幸せになってもらいたいんだよ。わかってくれるよな。」
「二人の言いたいことはよくわかった。どうぞ好きにしてくれ。俺はしょせん第2王子だからな。言いたいことはそれだけか。部屋に戻る。じゃあな。」
ファレナ「おい。待て。はあ、どうしてあいつは、いつもいつも。」
どうせあいつらは、俺のことなんか…あァ、かったりい。本当は行きたかないが、仕方ねえか。
自分の娘をレオナの許嫁にしたいヘドラ。嫁ぎ先を考えるのはまだ早いと思っているロゼッタの父と、レオナ様を婿にしたらいいのではと考えているロゼッタの母。そして、なんとしてでも熱砂の国でレオナの許嫁を見つけたい国王と、そんなことどうでもいいレオナ。それぞれの思惑が交差するこの時・この状況。いったいどうなってしまうのでしょうか。
ヘドラSide
これは、またとないチャンスだ。幸いにも、まだレオナ様には許嫁がいない。アリアドネを許嫁にして、もっといい地位についてやる。そして、あの憎きシャーティー家に復讐するのだ。今に見ていろ。
ロゼッタ父Side
ロゼッタ母「国王様に久しぶりに、お会いできるわね。久しぶりにお会いするのはうれしいですか。」
「ああ。うれしいに決まっているとも。」
ロゼッタ母「そういえば、第2王子様のレオナ様は、今年で10歳になられますわね。ロゼッタのお婿様にピッタリじゃありませんこと。」
「そうかもしれないが…嫁ぎ先を決めるのは早すぎるんじゃないか。」
ロゼッタ母「まあ。あなたったら。ロゼッタをお嫁に出さないおつもりですか。」
レオナSide
国王「レオナ、よく聞きなさい。お前も王位継承権第2位とはいえ、高いくらいの家柄の娘を嫁がせたいと私は考えている。毎回お前は、断っているが、今回ばかりはそうはいかないぞ。次に行く熱砂の国には、良い家柄の娘さんが大勢いるだろうから、必ずその中から許嫁にする子を決めるからな。」
ファレナ「おまえにも幸せになってもらいたいんだよ。わかってくれるよな。」
「二人の言いたいことはよくわかった。どうぞ好きにしてくれ。俺はしょせん第2王子だからな。言いたいことはそれだけか。部屋に戻る。じゃあな。」
ファレナ「おい。待て。はあ、どうしてあいつは、いつもいつも。」
どうせあいつらは、俺のことなんか…あァ、かったりい。本当は行きたかないが、仕方ねえか。
自分の娘をレオナの許嫁にしたいヘドラ。嫁ぎ先を考えるのはまだ早いと思っているロゼッタの父と、レオナ様を婿にしたらいいのではと考えているロゼッタの母。そして、なんとしてでも熱砂の国でレオナの許嫁を見つけたい国王と、そんなことどうでもいいレオナ。それぞれの思惑が交差するこの時・この状況。いったいどうなってしまうのでしょうか。