終わりの始まり
エリーゼSide
「…んん・・・」
グ「ロゼッタ!!起きたんだゾ!!」
目を開けるとそこにいたのは…お義父様と、ユウ、グリム君。そしてレオナさんがいた。
クロウリー「目が覚めて本当に良かった。貴方3日間も眠っていたのですよ。」
3日間も!?もっと早く目を覚ますはずだったのに‥‥
「皆さんには迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。」
監「本当に目が覚めてよかった。私、他の人にロゼッタさんが目を覚ましたって言ってきますね。」
ユウはそういうと、グリム君と一緒に去っていった。目覚めたときは、気にならなかったけど、私のことどうして‥‥
「私の名前はエリーゼですよ。ロゼッタではありません。」
クロウリー「エリーゼ、いいえ、ロゼッタ。あなたはもう自分の正体を隠す必要はありませんよ。あなたが眠っている間にすべて終わりました。あなたの今の姿を見てみなさい。」
信じられない…けれど、今の私の姿は、銀髪に白い耳、尻尾もある。本来の姿だ。
「ほ、本当に‥」
クロウリー「目が覚めたばかりで混乱しているでしょう。あなたが眠っている間に起こったことは後日話してあげますから、休みなさい。」
そういうと、お義父様は去っていき、レオナさんと二人きりになってしまった。レオナさんは何も話さない。私は、レオナさんに嘘をついていた罪悪感が募り、謝った。
「レオナさん、名前を偽ってあなたに接してしまってごめんなさい。」
そういうと、レオナさんは、私に優しく近づき、私のことを強く抱きしめた。
レ「お前の苦しみをわかってやれなくて、悪かった。」
何故、あなたが謝るのです。その必要はないのに…
レ「お前がこのまま起きてくれねぇんじゃねぇかと思ったら、怖かった。」
レオナさん、いつもよりずっと声が小さい。抱きしめられているからわからないが、表情もおそらく、暗いのだろう。私はここにいますという意味を込めてレオナさんをぎゅっと抱きしめると、レオナさんは私を抱きしめるのをやめ、私の目を見てこう言った。
レ「お前に初めて会った時からずっと、お前のことを愛してる。ロゼッタ。」
エメラルドのようなきれいな緑色の目で、私のことを見つめる。レオナさが私のことを。けれど、私は・・私は…
「私は、あなたには・・」
釣り合わないといおうとした瞬間、レオナさんは次のように言った。
レ「お前の本当の気持ちを聞かせてくれ。」
まっすぐに見つめられ、その目から視線を逸らすことができない。
「私は、この学園でレオナさんに初めて会ったとき、胸が高鳴りました。この気持ちの正体を私は知っていた。けれど、私は身分を捨てた身。ですから、私はこの気持ちを知らぬふりをしたまま、過ごしてきたんです。」
私の話を真剣に聞いてくれるレオナさん。あなたにこれ以上嘘はつけない。
「でも、あなたのやさしさ、ぬくもりに触れるたび、その気持ちはどんどん高まっていく…もうこれ以上は隠せません‥‥あなたのことを‥‥お慕いしています」
私は涙ぐみながら自分の気持ちを打ち明けた。レオナさんは私を抱き寄せ、涙を拭うと……キスをした。
レ「もう、何を言っても、離してやらねえから、覚悟しろよ。仔猫ちゃん。」
「はい。」
私が返事をした時、ドアが開き、エース君と、デュース君。ジャック君とラギー君が入ってきた。慌ててレオナさんから離れようとするが、離してくれない。
デュ「目が覚めて本当に良かったです。ローズハート寮長も心配していました。」
エ「ってか、ロゼッタさんが貴族だって学園長に聞かされた時は衝撃だったよね。今からでも敬語使うべき?」
ジャック「俺は、レオナ先輩とロゼッタさんが婚約者だってことにも驚きました。」
ラ「レオナさんってばロゼッタちゃんが眠っている間ほぼ付きっきりだったんスよ。しかもちゃんと授業に出るし。普段からそうしてほしいッスねぇ。」
レ「ガルル・・ラギー、お前、後で覚えてろ。」
ずっとそばにいてくれた?本当に?
ラ「ロゼッタちゃんの顔も見れたし、キミ達、レオナさんの邪魔にならないように帰るッスよ~。」
グ「ふな゛っ。もっとロゼッタと話したいんだぞ~」
ラギー君に引っ張られるようにして、みんな去っていった。
レ「やっと騒がしいのがいなくなった。」
「ずっと私のそばにいたって本当ですか?」
皆がいなくなって聞きたかったことを聞く。恥ずかしそうに答えてくれた。
レ「あァ、そうだ。お前の目が覚めた所を2番目に見るのは嫌だったんでね。」
「だからかもしれません。」
レ「何がだ?」
「暗闇の世界にいたとき、お父様とお母様に会ったんです。二人のところに行きたいって思ったんですけど、そのときレオナさんが『早く目を覚ましてくれ。』って言ってくれて、目を覚ますことができたんです。」
レ「お父さんとお母さんにはなんか言われたのか?」
「幸せになってから、またここに来なさいって言われちゃいました。」
そういうとレオナさんは笑みを浮かべ、にやりとした顔でこう言った。
レ「俺がぜってぇ幸せにしてやるよ。」
そういうと再び私の唇にキスをした。
「私のことを幸せにしてくれなかったら怒りますよ。」
レ「これでもかってくらいやってやるさ。」
私はレオナさんとたくさん話をした。夜遅い時間になり、ずっと寝ていたはずなのに、眠たくなってきてしまった。
レ「眠いのか?」
「あなたともっと話していたい。だから、起きてます。」
レ「これから話す機会はたくさんあるんだ。もう、夜遅い、寝ろ。」
そういうと、レオナさんは私の頭を優しくなでる。眠気が増してきた。
「おやすみなさい。レオナさん。」
レ「おやすみ。ロゼッタ。」
レオナさんのあいさつが聞こえてきたのを最後に私は眠りについた。
「…んん・・・」
グ「ロゼッタ!!起きたんだゾ!!」
目を開けるとそこにいたのは…お義父様と、ユウ、グリム君。そしてレオナさんがいた。
クロウリー「目が覚めて本当に良かった。貴方3日間も眠っていたのですよ。」
3日間も!?もっと早く目を覚ますはずだったのに‥‥
「皆さんには迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。」
監「本当に目が覚めてよかった。私、他の人にロゼッタさんが目を覚ましたって言ってきますね。」
ユウはそういうと、グリム君と一緒に去っていった。目覚めたときは、気にならなかったけど、私のことどうして‥‥
「私の名前はエリーゼですよ。ロゼッタではありません。」
クロウリー「エリーゼ、いいえ、ロゼッタ。あなたはもう自分の正体を隠す必要はありませんよ。あなたが眠っている間にすべて終わりました。あなたの今の姿を見てみなさい。」
信じられない…けれど、今の私の姿は、銀髪に白い耳、尻尾もある。本来の姿だ。
「ほ、本当に‥」
クロウリー「目が覚めたばかりで混乱しているでしょう。あなたが眠っている間に起こったことは後日話してあげますから、休みなさい。」
そういうと、お義父様は去っていき、レオナさんと二人きりになってしまった。レオナさんは何も話さない。私は、レオナさんに嘘をついていた罪悪感が募り、謝った。
「レオナさん、名前を偽ってあなたに接してしまってごめんなさい。」
そういうと、レオナさんは、私に優しく近づき、私のことを強く抱きしめた。
レ「お前の苦しみをわかってやれなくて、悪かった。」
何故、あなたが謝るのです。その必要はないのに…
レ「お前がこのまま起きてくれねぇんじゃねぇかと思ったら、怖かった。」
レオナさん、いつもよりずっと声が小さい。抱きしめられているからわからないが、表情もおそらく、暗いのだろう。私はここにいますという意味を込めてレオナさんをぎゅっと抱きしめると、レオナさんは私を抱きしめるのをやめ、私の目を見てこう言った。
レ「お前に初めて会った時からずっと、お前のことを愛してる。ロゼッタ。」
エメラルドのようなきれいな緑色の目で、私のことを見つめる。レオナさが私のことを。けれど、私は・・私は…
「私は、あなたには・・」
釣り合わないといおうとした瞬間、レオナさんは次のように言った。
レ「お前の本当の気持ちを聞かせてくれ。」
まっすぐに見つめられ、その目から視線を逸らすことができない。
「私は、この学園でレオナさんに初めて会ったとき、胸が高鳴りました。この気持ちの正体を私は知っていた。けれど、私は身分を捨てた身。ですから、私はこの気持ちを知らぬふりをしたまま、過ごしてきたんです。」
私の話を真剣に聞いてくれるレオナさん。あなたにこれ以上嘘はつけない。
「でも、あなたのやさしさ、ぬくもりに触れるたび、その気持ちはどんどん高まっていく…もうこれ以上は隠せません‥‥あなたのことを‥‥お慕いしています」
私は涙ぐみながら自分の気持ちを打ち明けた。レオナさんは私を抱き寄せ、涙を拭うと……キスをした。
レ「もう、何を言っても、離してやらねえから、覚悟しろよ。仔猫ちゃん。」
「はい。」
私が返事をした時、ドアが開き、エース君と、デュース君。ジャック君とラギー君が入ってきた。慌ててレオナさんから離れようとするが、離してくれない。
デュ「目が覚めて本当に良かったです。ローズハート寮長も心配していました。」
エ「ってか、ロゼッタさんが貴族だって学園長に聞かされた時は衝撃だったよね。今からでも敬語使うべき?」
ジャック「俺は、レオナ先輩とロゼッタさんが婚約者だってことにも驚きました。」
ラ「レオナさんってばロゼッタちゃんが眠っている間ほぼ付きっきりだったんスよ。しかもちゃんと授業に出るし。普段からそうしてほしいッスねぇ。」
レ「ガルル・・ラギー、お前、後で覚えてろ。」
ずっとそばにいてくれた?本当に?
ラ「ロゼッタちゃんの顔も見れたし、キミ達、レオナさんの邪魔にならないように帰るッスよ~。」
グ「ふな゛っ。もっとロゼッタと話したいんだぞ~」
ラギー君に引っ張られるようにして、みんな去っていった。
レ「やっと騒がしいのがいなくなった。」
「ずっと私のそばにいたって本当ですか?」
皆がいなくなって聞きたかったことを聞く。恥ずかしそうに答えてくれた。
レ「あァ、そうだ。お前の目が覚めた所を2番目に見るのは嫌だったんでね。」
「だからかもしれません。」
レ「何がだ?」
「暗闇の世界にいたとき、お父様とお母様に会ったんです。二人のところに行きたいって思ったんですけど、そのときレオナさんが『早く目を覚ましてくれ。』って言ってくれて、目を覚ますことができたんです。」
レ「お父さんとお母さんにはなんか言われたのか?」
「幸せになってから、またここに来なさいって言われちゃいました。」
そういうとレオナさんは笑みを浮かべ、にやりとした顔でこう言った。
レ「俺がぜってぇ幸せにしてやるよ。」
そういうと再び私の唇にキスをした。
「私のことを幸せにしてくれなかったら怒りますよ。」
レ「これでもかってくらいやってやるさ。」
私はレオナさんとたくさん話をした。夜遅い時間になり、ずっと寝ていたはずなのに、眠たくなってきてしまった。
レ「眠いのか?」
「あなたともっと話していたい。だから、起きてます。」
レ「これから話す機会はたくさんあるんだ。もう、夜遅い、寝ろ。」
そういうと、レオナさんは私の頭を優しくなでる。眠気が増してきた。
「おやすみなさい。レオナさん。」
レ「おやすみ。ロゼッタ。」
レオナさんのあいさつが聞こえてきたのを最後に私は眠りについた。